やっぱりお兄ちゃん3

歓迎！新しい命 ページ12

「けいたん！
　陽ちゃん赤ちゃんが！」

「見た見た、やったな。
　また家族が増えるんだ！」

「こういう話はほんといいね！」

「絵美、うちも欲しいな。」

「そうだね、欲しいね。」

「次はうちしかないからな。
　俺頑張る！」

「何を頑張るんだか。
　宣言しなくていいから。」


「雪花、俺1番に聞いた！」

「なんかいいな。」

「うちさ、兄妹多いじゃん？
たけど、赤ちゃんが産まれるのが
みんなうれしくて。
あの時の気持ち思い出す。」

「楽しみだね。
哲也おじバカになりそう。」

「うちの子でもいいんだけど、
もう少し待っててな。」

「まだまだ二人でいいよ。
哲也、子供できたら、私をほったらか
しそう。」

「んなことねーよ。
　だから練習はたくさんしようね。」

「練習？」

「子作りの。」

「バカ。」


「おかえりなさい。
お疲れ様。」

「良平、パパだな。」

「そうなの。
大喜びしてるよ。
　産婦人科で泣いたんだって。」

「ハハハ、あいつらしいな。
　いいなぁ、こういう話題は。
　みんなが幸せになれる。
なぁ、うちも作る？」

「何言ってるの？
問題たくさん。」

「授かり婚もありかなって。」

「ちょっと、ゆきちゃんいる。」

「キスだけ、ね？」

「お母様に一生恨まれたくない。」

「孫見たら変わるかも。」

「かもで赤ちゃん作れない。」


「黒沢家ますます大家族！」

「愁まで喜んでくれて嬉しい。」

「お姉さん大事にしないと。
　みお、手伝えよ。」

「もちろんだよ〜。」

「将来俺とみおにもできるかな。
　かわいいだろうな。」

「将来あるの？」

「当たり前じゃん。」

「愁だーいすき！」

「俺もみお大好き。」

「うちの長男のとこ、赤ちゃん
できたんだ。」

「すごいじゃん！
また家族増えるな！」

「大樹君は兄弟は？」

「弟がいるよ。」

「前はね、大勢で恥ずかしかった。
　だけど、今はすごい嬉しいんだ。
　家族増えるの。」

「いいよな、黒沢の家。
　みんな仲いいし。
　奥さんとか恋人も良い人で。
　産まれたら一緒に遊ぼう。」

「うん、大樹君が、バカにしない人で
良かった。」

「するわけ無いじゃん。」


それぞれみんな歓迎してます。
新しい命。元気に育ってね。

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