爪 ページ31
そうこうしているうちに健一が帰ってきてくれた。
同時に良兄も到着。
如月さんも含めて、３人ともリビングに入ってきた。
「如月といいます。
野替社長の被害者です。」
背筋を伸ばしてソファに座る如月さんはきれいな人だ。
話に聞いてたご両親の介護をしていて、ナースのお仕事までしてる疲れなんて少しも感じない。
お茶とお菓子を出して健一の隣に座った。
「どんな被害にあわれたんですか？」
健一が代わりに聞いてくれた。
「詐欺にあったんです。
それにセクハラも。」
愁ちゃんがセクハラ？
ありえない。
みおちゃんしか目に入ってないのに。
良兄は黙ったままじっとその人を見てた。
「具体的にお話してもらえますか？
それから、あなたの話だけでは不公平なので、愁平の意見も聞きますから。」
良かった。
健一が帰ってきてくれて。
「初めてあった日に、今のうちの状況をお話したら、自分は専門だから、力になれるって言ったんです。
その後も、すごく楽しそうに気さくにお話してくれて、だから、私施設にお邪魔したんです。
誰も、頼れるな人なんていなかったから。」
「あの、愁ちゃんは断言したんですか？
力になれるって。」
断言なんて、そんなことあのお祖母様に教育を受けた愁ちゃんがするはずない。
「しました。
だから、うちの現状をお話したんです。
私、両親を介護してて、仕事もしているんです。
母を預かってくれる施設がなくて困っていて…」
「僕は彼の会社の顧問もしてますし、公認会計士として、経理状況も確認してます。 あの施設は長期の入所はできませんよ。」
健一が言うと
「だから、責任を持って、別の施設を探すって言ったんです。」
語気を強めた如月さん。
だからみおちゃんからのメールの内容を確認した。
「あの、なぜ病院でケースワーカーさんに相談されてないんですか？
それに、ご自身で他の施設を回っていないのはなぜですか？」
ジロっと私を睨んだ如月さんは
「どちらもしたわよ。
変な言いがかりつけないでください。
姉妹で虐めないでもらえますか？」
「虐めてませんから。
ちゃんと愁ちゃんが調査してるんですよ。
それにあなた、その爪でご両親に触れてるんですか？
マニキュアこそしてないけど、そんな長い爪で介護したら、ご両親痛がりませんか？
ほんとに看護そのお仕事されてますか？」
「ちゃんとできます。
あなたにわからないでしょ？」
「私、母の看病していたからわかります。
その爪ではできない。」
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ユキ(プロフ) - 悪岩ちゃんポメラニアン今度はイギリスの支店長に何を考えてるのかなぴょん￣(=∵=)￣? (2020年10月4日 9時) (
レス) id: 5f63e3cc55 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki･Len)(プロフ) - そもそも、如月さんたちの話している岩田剛典が果たして本物の岩田くんなのかどうか？まさ誰か成りすまし？岩田くんにしては、あまりにもやり方が幼稚すぎて・・・。(*''*) (2020年10月4日 7時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
みお(プロフ) - 愁、じろちゃん如月のデマに便乗ババァに負けんなよ！ 啓兄の美味しいご飯に癒されて＼(^o^)／ (2020年10月4日 1時) (レス) id: e2d17f76d5 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki･Len)(プロフ) - あっ、キリタンポと鶏つくねと海老しんじょう？くらいなら、いっくん・みーくんも食べられるかも。今、思い付いた。離乳食を別途で作ろうかと思っていたけど、とりあえずミルクがあれば大丈夫かな。(*''*) (2020年10月4日 1時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
黒木蓮(Kuroki･Len)(プロフ) - 尚、飲酒する方は移動はタクスィーで。密かに、キリタンポも作っちゃお(はあと) (*''*) (2020年10月4日 1時) (レス) id: 6a7a2c1ba4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：月詠 | 作成日時：2020年9月19日 3時
