【爆豪勝己】大切な幼馴染 (ページ36)

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３４話：爆豪勝己side ページ36

聞いていくうちに
だんだん心が苦しくなってきた

自分がそんな生活をしていたら
耐えられないと･･･

A「ある時ね父親が
その願いを叶えてくれるって言ったの、
だけど･･･その代わりの条件が･･･

お母さんが死ぬっていうね･･･

最悪だよ･･･ほんと」

(ならAの母親はAを守る為に
死んだのか？

なら･･･何で･･･)

A「お母さんは私を救う為に死んだのに
父親(アイツ)は･･･
お母さんとの約束を破った。

自由になんかなれなかった。
変な模様は付けられて、
自由も中学の三年間だけで･･･

雄英に行ったら何をしだすか
わからない状態で･･･

お母さん･･･泣いてるよ･･･
ヒーローになって欲しくて
守ってくれたのに･･･」

(言ってることがおかしくねぇか？

ヒーローになって欲しいって･･･
でなろうとしてたのか？)

勝己「なら･･･
何でヒーローが嫌いなんだよ？」

A「決まってるじゃない･･･
お母さんを助けてくれなかったのよ！？

嫌いになって当然よ」

勝己「なら、
何でヒーローになりたいんだよ！」

A「父親を･･･殺す為よ。

お母さん･･･さぞかし無念だったでしょうね、
なんの願いも叶わずに殺されて･･･

私がお母さんの無念を晴らすの、
その為に嫌いなヒーローになるの」

その心は憎悪に埋められたよう
悲しい光景だ

A「なのに、怯えて･･･
勝己と出久に頼って･･･
ほんと馬鹿みたい」

Aは呆れたように小さく笑った