【爆豪勝己】大切な幼馴染 (ページ35)

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３３話：爆豪勝己side ページ35

勝己は一つ気になったことがある

(Aの父親が敵(ヴィラン)で
嫌いなのは理解が出来ない訳では無い

けどヒーローが嫌いなのは何でだ？

聞きたいけどそんな状況じゃねぇから
今は聞かねぇけど聞きたいとは思う)

勝己「なぁ･･･A」

A「どうしたの？勝己」

勝己「Aの母親って
今･･･どうしてんだ？」

Aの表情は曇ってきた

(ヤベぇ･･･今の発言は駄目だったか)

A「その話･･･してないね。
私のお母さんは父の手によって殺されたの」

深刻な話の筈なのに
Aは平然と話している

A「私を自由にさせる条件と
ヒーロー側にいかないようにする為にね」

勝己「どういうことだよ」

A「お母さんね、
無理意地にして産まれた私だけど、
とっても大切に育ててくれたの。

本当は嫌いな娘になる筈なのにね」

Aは苦笑して話している

母親のことは本当に好きなんだと
伝わってくる

A「だけど･･･父親は
私を敵(ヴィラン)側にする為に産んだから、
ヒーローだったお母さんのことが
邪魔になったんでしょうね。

それから父親は
私に厳しい教育を施してきたの。

個性を使えるようにする為に･･･」

(生まれた時から
Aは父親に道を踏み外されたんだな)

A「私は問題なかった･･･
ただ耐えるだけだから。

けどお母さんには見ているのが
辛かったのかな？

それからお母さんが父親に
私を解放してって言い始めたの」