【爆豪勝己】大切な幼馴染 (ページ11)

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９話ページ11

しばらくして体の震えは治まった

出久「大丈夫？Aちゃん」

A「うん･･･」

出久「どうしたの？」

A「出久、
私･･･可笑しいかな？」

出久「えっ？」

A「傷付いたのは出久なのに、
私が感情的になって
一人で傷付いて･･･変だな」

出久は私を抱きしめた

A「出久･･･？」

出久「Aちゃんは、
いつも人の為に一生懸命になるよね？

それって凄い事だと思うよ。

今は僕の為に･･･かっちゃんを怒って、
したくもなかった平手打ちまでして･･･

その･･･ありがとう」

出久は笑ってくれた
私にとっては凄く嬉しかった

出久「ほら、もう帰ろ」

A「うん･･･」

それから出久と一緒に帰った

帰り道に本屋の前を通った

(そういえば前に買った小説
読み終わったんだった
ついでに寄ろうかな)

A「ねぇ･･･出久、
私買いたい本があるの。

ごめんけど先に帰って」

出久「わかった。
Aちゃん、また明日」

A「うん、また明日」

別れた後
本屋に入って色々な所を見て回った

(最近は文庫本ばっかりだから
単行本でもたまには読もうかな)

小説を選び終わった私は
お会計を済まして
店内から出た

(良い本が買えた
･･･そろそろ帰ろう)

と思っていたけど

「大変だ！中学生が敵(ヴィラン)に捕まってるぞ！」

(捕まっているって･･･この辺だと
私達の学校の生徒！？)