【爆豪勝己】大切な幼馴染 (ページ2)

今日:14 hit、昨日:0 hit、合計:15,761 hit

プロローグページ2

私には生まれた時から自由がない

いつだってそう･･･

私は鳥籠の中だった

♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*

中学三年の夏
一本の電話が入ってきた

父親から

A「･･･何？
あと半年は自由の筈、邪魔をするな」

父『実の親に向かってそう言うなよ。
話があるんだ･･･
高校からお前を自由にする気は無い、
そう言ったな』

A「･･･何が言い」

父『雄英高校にお前は進学しろ。
そして春休みには一度帰って来てもらう。
それだけだ。
高校は好きにしていい』

A「何を言って･･･」

プツッ･･･

電話はここで途切れた

♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*

私の家系は

父親は敵(ヴィラン)
母親はヒーロー

個性婚をして私が産まれてきた

敵(ヴィラン)の血が混ざっているから
沢山の人から軽蔑された目で見られた

敵(ヴィラン)の子
悪魔の子と･･･

ヒーローの子とは
誰一人と思ってはくれない

母親しばらくして死んでしまった

無理矢理といえど
敵(ヴィラン)との間に
子供を産んでしまったから

母親のヒーローとしてのプライドは
ズタズタにされただろう

(父親(アイツ)のせいで･･･お母さんは)

それから父親を恨み始めた

そして救ってくれないヒーローも
恨んでいる

♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*

中学生になる１週間前･･･

父「中学の三年間、好きなように生きろ」

A「何を言って･･･」

父「三年後、また迎えに来る。
それまでこの家は好きに使っていい」

突然告げて
父は家を出て行った

♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*♧*:;;;;;;:*

あの日から
何事も無く過ごして来た

普通の･･･
平凡で平和な生活を･･･

A「私の邪魔は絶対させない」