週末、遊ぶぞ！ ページ4
週末、私達は宿題を終え、ショッピングモールに買い物に行った。
「明日は嫌だねー、テスト結果が分かる」
瑠衣のつぶやきに、私と菜津は慌てて
「その話は、今だけは忘れよう？」
と瑠衣を止める。
適当に歩き回り、少し、お腹もすき始めた。
「フードコートでも行く？」
「行こう！」
フードコートは混んでいた。
「ねー、まだ11時なのに、何でこんなに混んでるのかな」
「さあ……連休だからじゃない？」
そう、期末テストの後は、遊び放題の四連休が待っていたのだ！
だから、こういう場所に来ると混んでいるっていうのはわかってたんだけど……。
「まあまあ、これからもまた来れるんだし。とりあえずなんか食べよ！」
「じゃ、私アイスがいい！」
お昼なのにアイスとは……と不思議な気持ちになりながら、アイスを買いに行く。
時期的に、ちょっと寒いから、アイスのコーナーは空いていた。
じっくりと選んで、席に着く。
「後でラーメン食べたい」
「普通逆だよ！」
出来れば、あまりお腹を冷やしたくなかったな、と思った。
けれど、そこのアイスは美味しかった。
帰ってからは、瑠衣の家に直行！
「お邪魔しまーす！」
今日は瑠衣の家に、エアリナ、私、菜津の三人が泊まりに来た。
「ちょっと部屋散らかってるかも」
と言いながら瑠衣はドアを開ける。
……これのどこが散らかってるんだよ！
と言えるくらい、きちんと整頓されている。
「まず何しようか？」
「ゲーム！」
じゃあゲームするか、と瑠衣はゲーム機を起動させる。
RPGとか、シミュレーションゲームとか適当に遊んだ。
「夕飯できたよー」
瑠衣のお母さんの声が聞こえる。
「みんな行こうか」
「今日はね、お父さんがいないの。だから今日がよかったんだ」
ふーん、お父さんは今日は出張かな？
「普段はね、お泊りとか、よく思っていないからね……だからこっそり、って感じ？」
瑠衣があっけらかんと言う。
私は、飲んでいたスープをのどにつっかえ、派手にむせてしまった。
「あらあら、梨々花ちゃん大丈夫？」
「だ、大丈夫です……」
こっそりって、もう堂々とお泊りしてるけどね。
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桜雪☆(プロフ) - 奈月さん» コメントありがとうございます！ (2018年6月10日 17時) (
レス) id: 7ff7ae767b (このIDを非表示/違反報告)
奈月(プロフ) - エアリナの考えってすごい。素直にそう思いました。続きが楽しみです(*^^*) (2018年6月9日 14時) (レス) id: b8b2585ba0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：桜雪☆ | 作成日時：2017年11月5日 9時
