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第52話 駒形由美の幸せ ページ8

由美「志々雄様は全身火傷の後遺症で本当なら、十五分間以上闘ってはならない
体にすでになっているのよ。もういいでしょう!!

これ以上志々雄様を苦しめないで!!



志々雄を背に庇い、腕を広げ抜刀斎に訴える




お願い……」



愛おしい人の死というのは、抜刀斎も味わっているのだろう
同情し、刀を下げた



志々雄「甘えよ抜刀斎、闘いはまだ続いているんだぜ」



ハハハッそこまでするとは思わなかったぜ、志々雄真実






誰もが驚くその光景は、志々雄が由美を串刺しにし
抜刀斎を刺した

一気に血が吹き出し、誰の血かすらも分からなくなった

そして、由美の目に映るのは抜刀斎が倒れる姿


緋村「…志々雄貴様…そこまでして…
自分を愛する女性を裏切ってまで勝ちを得たいかァ!!」

志々雄「…裏切るだと…?てめぇの物差しで語るんじゃねぇよ
コイツは誰より俺を理解し、俺は誰よりコイツを理解している」






由美「嬉…しい…初めて私…「闘い」の中で役に、それも志々雄様の
一番大事な闘いで役に立てた…
いつも…宗の坊やや鎌足に嫉妬していた、志々雄様にとって……

闘いが全て…なのに私にできることはお体のお世話だけ…
い…つも悔しくて歯がゆかった
でも、今は違う…

勝ってくださいませ志々雄様

由美は一足先に…地獄でお待ちしています…」


涙を流しながら、口角を上げ何とも感動な言葉を述べる由美
コイツらは沢山のことを共にあるんで来た仲なのだろう


志々雄も顔がゆるんでいるが、由美は手を落とし逝った




それが駒形由美の幸せ

貴方「いい死にざまじゃねぇか」

緋村「ふざけるな!!死ぬことのどこに幸せがある!?生きていれば
もっと…もっと…違う形の………!!!ぐぁ…」

血からを入れたためか抜刀斎の腹から、一気に血が噴き出した



志々雄「他人の死をどーこー言ってるときじゃねぇだろ、お前も俺もよ

























最後まで生き残った方がこの闘いの勝者だ!!」









ハァハァハァハァハァハァハァハァハァ


数えきれないほどの呼吸は永遠と続きそうだ

第53話 神が笑った→←第51話 二段構え



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冬風青(プロフ) - 相馬いいですよね、おれも好きです。菅野文さんの漫画に出てくるんですけど相馬×野村利三郎がめっちゃかっこいいです!「北走新撰組」 (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
冬風青(プロフ) - を持ってなくて......同じくめっちゃ欲しいんです。因みに薄桜鬼ミュージカル行けるようになりました!めっちゃ嬉しいです! (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
冬風青(プロフ) - ヒスイさん» 薄桜鬼のゲーム持ってないんですよ.....まずpsp? (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 後、相馬さんにはまりました。北翔伝聞いて可愛いな~と思いました (2014年12月4日 21時) (レス) id: 7896ffd939 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - こんばんは。久しぶりにコメします(笑) 小説読んでいて大阪城行きたいな~と思いました。テストが終わり今は黎明録見てます。あの、薄桜鬼のゲームって持っていますか?買おうか迷っていて… (2014年12月4日 21時) (レス) id: 7896ffd939 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冬風青 | 作成日時:2014年9月27日 11時

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