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第86話 その後 ページ42

縁との死闘からはや一月、薫は剣心と巴の墓参りにきていた
そしてその帰り道




薫「剣心、なんで黒羽さんは死を選んだのかしら。生きる方法はいくつもあったのに」


緋村「拙者にも分からぬが、終わらせたかったのでござろう..」


悲しそうな笑顔で緋村はそう答えた


薫「え…?」



覗き混むように剣心に聞くが


緋村「さぁ、どうでござろうな」


「.......さぁ帰ろう」



はぐらかされ少し不満だったが帰ろうの一言で嬉しい気分になった


薫「うん。」







...................................


斎藤は、Aの墓をつくるのに、京都へ来ていた

つくると言っても大したものではない

大きめの石に名前を彫るだけの、小さな墓を壬生の角に作った


斎藤「お前のしたいを持ってくるのに、どれだけ冷たい目が見られたと
思ってるんだ」


斎藤はあれから黒羽の首を取り、それだけを持って帰ってきた


緋村らからは散々言われたが斎藤は持って帰りたかった






その墓は、もう存在しないという。何故か分からない


明治政府によって掘り起こされたか
新選組の生き残りによって、別のところに移されたか
Aによって殺された人々の親族が見つけ、骨を捨てたか



斎藤はそのついでにAが立てた沖田の墓をおとずれた



斎藤「沖田くん、Aはそっちにいっているか、いったって地獄だろうが」


斎藤は片手に持っていた、菊一文字を見つめる



黒羽が死に残った刀をどうしようかと思い、つい持ってきてしまっていたのだ



斎藤「この刀は、俺が持っていても邪魔になるだけなんだよ。
とんでもないほどの名刀なのに、なんでこんなのにしちまうんだろうな」



その刀はいつの間にか、ボロボロで見るからに斬味が悪そうだった


斎藤「こんな奴、捨てた方がマシなんだがな」


そう捨て台詞のように、墓に背を向け歩きながら話す



刀を手に持ったまま


刀の行方はそこ知れず…斎藤の手元にあるのか、捨てたのか


それから斎藤は別の部署に移り、姿を消した

第87話 明治十五年→←第85話 我の最期



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冬風青(プロフ) - 相馬いいですよね、おれも好きです。菅野文さんの漫画に出てくるんですけど相馬×野村利三郎がめっちゃかっこいいです!「北走新撰組」 (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
冬風青(プロフ) - を持ってなくて......同じくめっちゃ欲しいんです。因みに薄桜鬼ミュージカル行けるようになりました!めっちゃ嬉しいです! (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
冬風青(プロフ) - ヒスイさん» 薄桜鬼のゲーム持ってないんですよ.....まずpsp? (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 後、相馬さんにはまりました。北翔伝聞いて可愛いな~と思いました (2014年12月4日 21時) (レス) id: 7896ffd939 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - こんばんは。久しぶりにコメします(笑) 小説読んでいて大阪城行きたいな~と思いました。テストが終わり今は黎明録見てます。あの、薄桜鬼のゲームって持っていますか?買おうか迷っていて… (2014年12月4日 21時) (レス) id: 7896ffd939 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冬風青 | 作成日時:2014年9月27日 11時

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