廃刀令の中、刀を２本差している奴は元新選組~最終章

第８３話　答えと結末 ページ39

「剣と心を賭してこの闘いの人生を完遂する、それが拙者が見出した答えでござる」


薫「剣心・・・」


縁「それで…それで姉さんが許すとでも思うのか」


緋村「分からない…だが拙者がこの答えにたどり着き目覚めようとした時
巴はやっと笑ってくれた…」


「縁。お前に見える巴は今も笑ってくれているのか…？」

抜刀斎がそういうと縁が壊れたように
「殺す、殺す」と言いながら、体に筋を出している


俺のところからは見えはしないが雰囲気で何となくわかる

巻町「血管…？」


「いくぞ…」

抜刀斎が動き始めた時にはもう、背後に回っていた


そして、抜刀斎の逃げ場を自らの手でふさいだ
何とか、抜刀斎はのがれたが、海に飛ばされる


他の奴らは、抜刀斎を助けるといったが明神だけは、それを止めた

龍鳴閃

ｷｯ

蒼紫「恐らくこれが龍鳴閃の効力…」


縁「くっ！！貴様っ何をｯ」

苦しんでいたが、縁はなにを思ったのか、

我の神経を自ら斬った

まさかそのまでするとは、斎藤を見ると珍しく目を見開いている


縁「ぬ…ぐッ…あ”あ”あ”！！亜亜亜亜亜ｯｯ！！」


力強く降る、そのおかげで海が割れた


緋村「無駄と言ったはずだ、どんなに猛ろうとお前の攻撃はもう
拙者には当たらない…」



縁「それが何だ！！何がどうなろうと俺はただ攻めあるのみ、守りなど無い！
守る必要などない！！俺は唯一守りたかったものはすでも貴様に…
貴様に奪い取られている！！！」





「だから殺す！！」


そういうと、刀を腕の後ろで構えた


天翔龍閃 対 虎伏絶刀勢




縁「抜刀斎、貴様先程姉さんが笑ったとぬかしたが…今はどうだ？
笑っているのか………？」


緋村「いや…笑う、笑わないの前に拙者にはもう見えていない…」

「あの１度きりの笑顔が最後…あれ以来影も見えていない
声も聞こえない…けどそれでいい、１度きりでも十分」


「それだけで拙者は今１番大切な人と仲間と、目に映るすべての人々の笑顔を
求めて、前より力強く新たな一歩を踏み出せるのでござる」


縁「俺は貴様の死罰を下して姉さんの笑顔を取り戻す！！」


「いくぞ！！」


ﾄﾞｻｯ

縁の刀が俺、膝間づく

相楽「勝負あったな」

明神「剣心の！勝ちだ！！」

わっと歓声が上がり、すぐ抜刀斎の方へ駆け寄ろうとする
しかし抜刀斎はそれを止める



緋村「まだ…でござる」

「縁…」

「…抜…刀斎ッ…」

第８４話　抜刀斎の結末→←第８２話　闘いの始まり

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す