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第79話 過去編12話〜最終章〜 ページ35

五稜郭にて、俺は体を休めていた


今は総司が死んで約一年たったころだ、

五稜郭にはいって土方は変わった。鬼と恐れられた顔などなかった


弱い、烏合の衆に酒を振る舞っている



貴方「土方.....さん、何故酒を振る舞う?」


土方「......わかんねぇ、けど分かるのは俺は死に場を求めているってことだけだ」


なにより、近藤さんがあっちで待ってるんだ。
俺が置いていったことゆるしてくれんのかな......まぁ許してくれねぇときは
土下座でもすっかな




そう笑って言った


貴方「お前は新撰組のためなら何でもすんのか?」


土方「あぁ、隊長も相馬に任せてある。野村を亡くしちまったのは大きいが
あいつならやってくれるさ、新撰組を終わらせてくれる」


新撰組を終わらす....か.......


今思うと短かった、芹沢を殺したとき俺らの運命は狂ってたのかもな


芹沢が生きていたら、新撰組はどうなっていたのだろうか
俺らが殺したが、気になってしまう



「土方奉行並!一本木関門にて新撰組が!!」


土方「......行く、あいつらをたすけてやらねぇと」




土方はコートを羽織り、刀を持ち
馬を用意しろと事を知らせた者に、そう命令した


俺は土方の背中を、見てついていくことにした









土方「我この柵にありて、退く者を斬る!」

それが俺の聞いた最期の言葉だった
なぜか俺は、そこの言葉聞いたとき相馬に戻ってください、と言われた



まぁ、何となく理由は分かる

俺が女だからだろう、今まで一緒に過ごしてきた仲間を見届けるのには
結構な無理がある



そして、戻ったとき大鳥に

「黒羽君、君には大変助かった。この蝦夷の国が倒れるまでに
ここから離れなさい、金ならここにある。さぁ早く」



そういわれ、言われるがままに南に向かった
向かうは京都









沖田「.....生きたい、私は生きたい」


療養中にいつも呟いていた言葉
忘れはしない、総司の顔はいつでも俺のなかに浮かんでくる




この痛み、忘れはしない






これからも人を殺す、俺は男として生きる









「だれでござんしょう?」


貴方「誰だって構わないだろ、お前は今から死ぬんだ」グジャァァ


「父ちゃん!!父ちゃん…」


身分などしらねぇ、俺の服装だって知らねぇ


ハハッさぁ笑え、洋装の武士が血だらけの様を.....








「…血だらけの体で、さぁこの服を着てくださいな」


心優しい人間はいた、けど邪魔だったから殺した


生きるために…








過去編end

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冬風青(プロフ) - 相馬いいですよね、おれも好きです。菅野文さんの漫画に出てくるんですけど相馬×野村利三郎がめっちゃかっこいいです!「北走新撰組」 (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
冬風青(プロフ) - を持ってなくて......同じくめっちゃ欲しいんです。因みに薄桜鬼ミュージカル行けるようになりました!めっちゃ嬉しいです! (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
冬風青(プロフ) - ヒスイさん» 薄桜鬼のゲーム持ってないんですよ.....まずpsp? (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 後、相馬さんにはまりました。北翔伝聞いて可愛いな~と思いました (2014年12月4日 21時) (レス) id: 7896ffd939 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - こんばんは。久しぶりにコメします(笑) 小説読んでいて大阪城行きたいな~と思いました。テストが終わり今は黎明録見てます。あの、薄桜鬼のゲームって持っていますか?買おうか迷っていて… (2014年12月4日 21時) (レス) id: 7896ffd939 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:冬風青 | 作成日時:2014年9月27日 11時

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