廃刀令の中、刀を２本差している奴は元新選組~最終章

第６９話　過去編第２話 ページ25

池田屋事件から一週間


総司は目を覚まさなかった、同じく額を割られて負傷した藤堂は普通の状態だ



なんとなく理由は分かっている。あの姿を見れば一目瞭然だった


貴方「総司.....お前は組長だろうが」


そんなことを言いながら飯を食う、


土方「そんなに総司が心配か？黒羽、部屋にいってやれよ」


そう、なかなかいけないんだあいつの部屋に


組長の仕事を俺が受け、二人分をこなしている


いつ寝たか覚えていない


貴方「.....土方さんもいく暇ないんだろ？まぁ総司のことだからすぐ起きてくる」


土方「あぁ....その通りだな」


多分この人も分かっている、なんせ家族も老咳にかかっている家系だ







「お腹減ったな」



貴方「....だろ」

土方「あぁ、総司は生きるぜ」


その言葉の意味が過去にあったことから来ていることはわかった





土方「おい、起きてていいんだろうな」


沖田「はい、もう大丈夫です近藤さんに迷惑かけちゃいましたね」


近藤近藤とその人のために戦っている、何故だろうか
俺には理解できないかもしれない



貴方「俺はもういくぜ、仕事が残ってからよ」


沖田「あ、私が寝ていた間有り難うございました。明日にでも復帰しますから」


貴方「いや、するな。お前は体を休めてくれ」


沖田「....?わかりました。Aがそういうんだったら」







それからすぐ後に禁門の変とよばれる乱が起きた、
総司ら負傷者は屯所にて待機、その他は山崎天王山に向かい長州と戦った


俺も永倉と長州侍の腹をみた


永倉「ｸｿｯ一足遅かったか」


貴方「だな、綺麗に死んじまいやがった」





そして、近藤の変化は誰もが気づく状態になっていた




新選組が壊れるのもあと少し

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