検索窓
今日:1 hit、昨日:1 hit、合計:46,918 hit

第67話 清里と黒羽 ページ23

縁「またせたな抜刀斎、改めて聞くまでもないが戦うことにもう迷いはないだろうな」


黒メガネをかけ直し、まるで今から戦いが始まったように言う


貴方「ガッッッ、え…にしッ俺はま、だ戦え……るッ」

縁「まだ生きていたのカ、さっさと寝ろ」


貴方「死ね…ない、し、んでた、ま…るかッ」


菊一文字則宗に手を伸ばす姿をまるで、愛する人を触るような


抜刀斎の目には、清里にしか見えなかった


貴方「ゴホッ…え、にし、こ、れで、終わる、と思うなッ、よ」



その顔には涙が1つ

笑顔とは程遠いものだった


斎藤は黒羽の元へ行き、抱き上げた


斎藤「おい、女こいつを寝かせろ」

恵「え、えぇ」


恵は、黒羽が生きているのかすら分からないが道場で寝かせた


恵「…」

脈を測り、傷口の手当をするため、初めて黒羽の体を見た


恵「そんな…」

傷などどこにもなかった、あったのは殴られた跡だけ

恵は緋村の体と見比べていた


いくら強くても幕末の時に斬られた傷くらい残っている
しかしどう見ても1つもない


恵「ねぇ、貴方ならわかるでしょう?何故あれだけ戦い抜いたのに傷がないの?
それに、この人…」


黒羽の体が見えないところに壁にもたれかかりいる斎藤


斎藤「…お前等も分かっている通り此奴は女だ
それに、あの沖田総司の女でもある、どれだけ此奴が守られることが嫌でも
周りは、局長も副長も幹部たちも此奴を傷1つつけないよう、
守りながら戦ったんだ、御かげで俺も傷だらけさ」

恵「そう…けど病気には勝てなかったのね」


斎藤「あぁ、総司が労咳にかかり、此奴もかかった
それが志々雄の時、肺が炎症を再び起こしたんだろう」




恵「…こうしてみると、細い体で本当に女なのね
この体で、ずっと耐えてきた…私には考えることもできないわ…」


斎藤「あぁ…」






恵「…剣さんの様子を見てくるわね、あの子だけじゃ心配だわ」


斎藤「勝手にしろ、すぐ戻れよ」











































斎藤「どんな夢見てんだ…女の顔にしか見えん」




Aが目覚めるのは当分あとだと斎藤は悟った

そして、道場の外では考えれないこと
また道場の中では、斎藤が黒羽に気を取られている間に恐ろしい人誅が
行われようとしていた

第68話 過去編1話 →←第66話 刀を抜く俺の姿



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.8/10 (37 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
73人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

冬風青(プロフ) - 相馬いいですよね、おれも好きです。菅野文さんの漫画に出てくるんですけど相馬×野村利三郎がめっちゃかっこいいです!「北走新撰組」 (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
冬風青(プロフ) - を持ってなくて......同じくめっちゃ欲しいんです。因みに薄桜鬼ミュージカル行けるようになりました!めっちゃ嬉しいです! (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
冬風青(プロフ) - ヒスイさん» 薄桜鬼のゲーム持ってないんですよ.....まずpsp? (2014年12月4日 21時) (レス) id: dc78d8f89d (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - 後、相馬さんにはまりました。北翔伝聞いて可愛いな~と思いました (2014年12月4日 21時) (レス) id: 7896ffd939 (このIDを非表示/違反報告)
ヒスイ(プロフ) - こんばんは。久しぶりにコメします(笑) 小説読んでいて大阪城行きたいな~と思いました。テストが終わり今は黎明録見てます。あの、薄桜鬼のゲームって持っていますか?買おうか迷っていて… (2014年12月4日 21時) (レス) id: 7896ffd939 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:冬風青 | 作成日時:2014年9月27日 11時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。