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あぁ、もう…花嫁と言えど人間で、しかも狐月家の大半から煙たがられてる私に、そんなこっちが申し訳なくなる程の謝罪…どころか土下座までされると……！
「ツツジちゃん、本当に私なんかに頭下げなくて良いから！それに、間違ってないのよ!?」
「ま、間違ってないとは!?」
…こうなったら、全部話すしかないわね。
折角こんな可愛い子と友達になりそうな感じだったけど、きっと…絶対に嫌われるだろうな。
けど、仕方ない。
私は、花梨なんだから。
両親と、婚約者の瑶太と共に、柚子を…お姉ちゃんを執拗に傷付けたんだから。
この物語における悪女なんだから。
でも…瑶太は…どうなんだろ。
もしも花梨がまともなら……そもそもあの両親が……
…考えるのは後にしよう。私の中で上手く答えが纏められないのなら、そういうのは1人で考えた方が良い。
とにかく今大事なのは、ツツジちゃんに私の…花梨という人間について洗いざらい話さなければならない事だから。
こうして、私は彼女に自分の事、家族の事…ついでに瑶太が何をしたのかについても話した。
私がどれだけ家族に酷い仕打ちをしたか
どれだけ我儘に振る舞っていたか
私がどれだけ甘やかされて、何も知らずに生きて来たか
…私が煽ったせいで、瑶太が姉の腕を燃やした事も、全て。
転生の事までは言える訳ないけどね。
「……それで…お姉ちゃんの命に関わる問題に発展して、私は本当に馬鹿な事をして来たんだなって気付いたの。あんな思いをさせてから、自分の過ちに気付くというのも変だけどね」
「………」
「償いたいけど、今までの行いを考えると…私の存在自体がストレスになってると思うの。それに、そうじゃなくても私がいるだけで、瑶太を思い出させるだろうし」
何しろ本来ならあやかしの家に住むのが花嫁。
それを我儘で押し切って両親のいる実家に住み、そこを毎日の様に私の様子を見る…もとい私とお家デートしまくったのだ。
四六時中そんなのを見せつけらていた柚子お姉ちゃんの立場から考えると、私の姿を見ただけで瑶太の影を思い出させてしまうだろう。
「私に出来るのは誠心誠意の謝罪と、お姉ちゃんの幸せの邪魔だけは絶対にしない事、そして…もしそれを壊そうとする人達が現れたら、徹底的に…何が何でもその人達の妨害をする。それしか償う方法がない…というか思いつかないのだけど」
こうして改めて振り返ると……なんというか、本当に救いようがないよなぁ……
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シャリファ(プロフ) - はい瑶太がなんかやらかすフラグ‥もう原作もしも花梨が改心してもあんま意味なかったかもですね (2月13日 8時) (
レス) @page33 id: 8b3e245298 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 氷柱さん» もちろん、わかっています。後のお楽しみっていうのがありますし。 (2月13日 7時) (レス) id: e1f8464f5a (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - 真理さん» 一先ず両親が原作通り地獄に堕ちるのは確定です。瑶太と菖蒲と後何人かにはどんどん破滅・地獄フラグを建たせていく予定です。それが各々フラグが折れるor破滅ENDを迎えるかまではまだ言えませんすみません。 (2月13日 2時) (レス) id: 454fdc4e71 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 氷柱さん» まぁ、そうですね・・・。改心してくれればそれでいいです。瑶太は両親と共に地獄に堕ちて欲しいですけど。 (2月12日 23時) (レス) id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - 真理さん» ご丁寧にありがとうございます。茉莉に関してはこの後重大な鍵を握るキャラではあります。確かに茉莉は頼もしい設定ではあります…が、今言えるのはそれだけです。尚、花梨の友達・菖蒲に関しては瑶太と共に痛い目に合う予定です。友達想いの妖狐女子だとは思いますが。 (2月12日 21時) (レス) @page31 id: 063141ba5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷柱 | 作成日時：2023年12月7日 14時
