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「う〜〜ん……じゃあバイトを！」
「もっとダメだ」
「ええ!?」
「花梨、そもそもお前は瑶太の花嫁だ。花嫁がそんな労働なんて…ましてやバイトはもっとダメだ。本来なら外に出す事さえも許し難き。それに―――」
「花梨ちゃん、今回貴女の両親が上乗せした金額…いくらか分かる？」
え？
「……えっと……すみません。高額なのは大体想像出来ますけど…いくらですか？」
……
………
…………
「お、お姉ちゃんの月バイト代の何倍…!?」
「ざっくり1人で5〜6人分の労働かしら？」
そこまで守銭奴なの!?あの両親!!
「はぁ……ウチの両親のせいで狐月家が食い潰される…」
「…まぁ、別に今すぐという訳ではない。むしろあの程度で食い潰される事はないが」
「アレよ。気持ちの問題よ。まぁ上乗せくらい良いんじゃない？花梨ちゃんの逃走資金だと思えば」
「どこに逃げるんだ…」
「はぁ…変な両親を持つ子供は、色々と不便ねぇ」
何て言うか……最悪過ぎるウチの両親……！
……まぁ、最悪なのは私もだけどね。
しかし、参ったな…結局ここで無賃労働も出来ないし、他でバイトも無理。
そもそも妖狐はあやかしの中でも上位なのだ。
その妖狐の気配が凄まじい私が、コンビニやスーパーでバイトすれば、他のあやかしが襲い掛かって迷惑になるかもしれない。
お客さんとして来店して来た他のあやかしから「何で花嫁がバイトを!?」と狐月に変な噂が立って色々と騒動が起きるかもしれない(……そもそも下位でさえも貴族並のあやかしが、スーパーやコンビニに行くかどうかすら疑問ではあるが)
「とりあえず花梨ちゃん。貴女は今回ばかりは何も悪い事してないし……流石にあの家に戻りたくないでしょう？今日は泊まっていきなさいな」
「え、そんな…ほぼ今日は押しかけて来た様なものですし…流石にそれはそれで迷惑になるので」
「良いの良いの。それに……後で瑶太のフォローもお願いして欲しいし」
ね？と懇願するお母様の笑みだけど……流石妖狐。
笑みでさえも他人を魅了するけど…同時に何か吸い取られそうな…Noとは言わせない雰囲気が……
でも、察した。
今から瑶太、更に怒られるんだな……と。
そんな訳で、私の使用人として任された人にお世話して貰い
私は豪華な和室に寝転がる。
ちなみにその人は信頼出来る良い人だ。
身の丈に合わない今の実家も豪華と呼んであげるけど
こっちは豪華な上に静寂で落ち着くなぁ……
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シャリファ(プロフ) - はい瑶太がなんかやらかすフラグ‥もう原作もしも花梨が改心してもあんま意味なかったかもですね (2月13日 8時) (
レス) @page33 id: 8b3e245298 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 氷柱さん» もちろん、わかっています。後のお楽しみっていうのがありますし。 (2月13日 7時) (レス) id: e1f8464f5a (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - 真理さん» 一先ず両親が原作通り地獄に堕ちるのは確定です。瑶太と菖蒲と後何人かにはどんどん破滅・地獄フラグを建たせていく予定です。それが各々フラグが折れるor破滅ENDを迎えるかまではまだ言えませんすみません。 (2月13日 2時) (レス) id: 454fdc4e71 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 氷柱さん» まぁ、そうですね・・・。改心してくれればそれでいいです。瑶太は両親と共に地獄に堕ちて欲しいですけど。 (2月12日 23時) (レス) id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - 真理さん» ご丁寧にありがとうございます。茉莉に関してはこの後重大な鍵を握るキャラではあります。確かに茉莉は頼もしい設定ではあります…が、今言えるのはそれだけです。尚、花梨の友達・菖蒲に関しては瑶太と共に痛い目に合う予定です。友達想いの妖狐女子だとは思いますが。 (2月12日 21時) (レス) @page31 id: 063141ba5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷柱 | 作成日時：2023年12月7日 14時
