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こんな風に贅沢三昧な日々を送れるのは、後僅かだろう。
原作通り制裁が下された後、身の丈にあった生活に慣れるだろうか…と考えたけど、前世では食べ物や飲み物すら与えられず、真夏の炎天下や真冬の極寒にも関わらず、部屋から追い出されたりと、とにかく苦痛の日々を強いられたのだ。
飛ばされた先でも、最低限の衣食住、加えて就職さえ出来れば、前世からしてみれば極楽も同然だ。
とりあえず…色々あったからか、頭も身体も疲れてしまった私は、そのまま目を瞑るのであった…
―――
―――――
…夢を見た。
何もない、ただどこを見渡しても一面が白の、本当に何もない空間。
だけど……
(………お姉ちゃん？)
少し離れた場所に、見覚えのある女性の姿が見える。
ゆっくり近付くと…向こうもゆっくりと私の方を振り向く。
そして、私は気付いた。
確かに見覚えのある女性の顔だけど、どういう訳か誰なのか認識出来ない。
具体的に言えば、私の前世のお姉ちゃんなのか、私の今のお姉ちゃんなのか…それともまた違う誰かなのか…それがどうしても判断出来ないのだ。
私は「お姉ちゃん」と口にする。
向こうは少し間を置いた後―――
「必ず、貴女を見つけるわ」
―――
―――――
「―――！」
そこで私は目覚めた。
小鳥の囀りが聞こえる。
朝だ。
「……非現実的なのに、なんか現実味があるって…良く分からない夢だなぁ」
結局あの女性が誰なのかは分からないけど…とりあえず、タイムイズマネーという言葉がある通り、起きて活動しなければ。
「あっ…制服」
学校に行かなきゃなのに、制服自宅に置いて来たままだ…やらかしたなぁ。
「今から自宅に戻……」
「―――その必要はございません、花梨様！」
「うぉわぁぁあ!?」
突然の明るい女の子の声に、私は間抜けな声を上げる。
「あっ、申し訳ございません！驚かせてしまって…おはようございます！」
「お、おはようツツジちゃん…いつからいたの？」
「今さっきです。何か独り言を仰ってたので…で、制服という単語が聞こえたのでピンと来ました」
「そうなんだ…でも、私が自宅に戻る必要がないって…」
「こんな事もあろうかと！先程花梨様の自宅から最低限の荷物と制服を取りに向かいました！これで花梨様は、本日ここから学園へ向かう事が出来ます！」
…これもあやかしの持つ潜在能力なの？
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シャリファ(プロフ) - はい瑶太がなんかやらかすフラグ‥もう原作もしも花梨が改心してもあんま意味なかったかもですね (2月13日 8時) (
レス) @page33 id: 8b3e245298 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 氷柱さん» もちろん、わかっています。後のお楽しみっていうのがありますし。 (2月13日 7時) (レス) id: e1f8464f5a (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - 真理さん» 一先ず両親が原作通り地獄に堕ちるのは確定です。瑶太と菖蒲と後何人かにはどんどん破滅・地獄フラグを建たせていく予定です。それが各々フラグが折れるor破滅ENDを迎えるかまではまだ言えませんすみません。 (2月13日 2時) (レス) id: 454fdc4e71 (このIDを非表示/違反報告)
真理 - 氷柱さん» まぁ、そうですね・・・。改心してくれればそれでいいです。瑶太は両親と共に地獄に堕ちて欲しいですけど。 (2月12日 23時) (レス) id: 211f054fc3 (このIDを非表示/違反報告)
氷柱(プロフ) - 真理さん» ご丁寧にありがとうございます。茉莉に関してはこの後重大な鍵を握るキャラではあります。確かに茉莉は頼もしい設定ではあります…が、今言えるのはそれだけです。尚、花梨の友達・菖蒲に関しては瑶太と共に痛い目に合う予定です。友達想いの妖狐女子だとは思いますが。 (2月12日 21時) (レス) @page31 id: 063141ba5c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：氷柱 | 作成日時：2023年12月7日 14時
