カール君 ページ1
朝、心地好い日差しが吾輩とカールを照らす。
否、照らす筈だった。
現在、隣で寝ていた筈の友人カールを探しているのである
何時もは隣で寝ていて朝になるとおでこを叩いて起こしてくれる筈なのに今日は違った。
何時もの少しの痛みが無かったのだ、お陰で起床時間は10:00ぴったりだっである。
「カール……カールは何処なのだ………」
机の下や引き出しの中等、あらゆる場所を探したがカールは何処にも居なかった
ゆういつの友人カールを失いたくはない
だが、乱歩君も友人であるか←
部屋を出て渡り廊下に出るとより静けさが増した。
嗚呼、カールが居なくなるとこんなにも虚しく、寂しく、静かになるのか
改めて、カールの存在の大きさが思い知らされたのである
後ろから足音が聞こえて振り向くとカールの茶色尻尾が見えた
「カール！？待つのである！」
大急ぎでカールの尻尾が見えた部屋に入ると其処には誰も居なかった。
ベッドの下、引き出しの中を探すが何処にも居ない、そしたら先刻の尻尾は何だ？
カールではない何かの尻尾だとすると、その何かは未だこの部屋の中にいる。
背中に汗が伝うのが判ると扉が閉まる音が聞こえた
振り向くと扉は閉まっていた
「………な、ぜ………何故である、誰か居るのであるのか！？
居るのならば今すぐ出てくるのだ！」
震える声を振り絞り張り上げると扉が開き、視線を上げると其処には一人の少年が立っていた
「お早う、ポー」
其処にはカールに似たような耳と尻尾が生えた男の子が居た。
如何やってこの家に侵入した
そして、何故吾輩の名前迄も知っている
「お、お前はだ、誰なのである！
そして、何者なのだ！」
勇気を振り絞って云うと男の子はふふっと笑い驚きの言葉を掛けた
「僕はポーの友人カールだよ？」
何を云ってるのであるかあああ！！
吾輩の友人カールは人間ではない！！
アライグマである！！！
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芒果 - ポウじゃないです。ポオだと思いますが。 (2017年6月2日 19時) (
レス) id: fcb268a34b (このIDを非表示/違反報告)
無名 - すみません。エドガー・アラン・ポウですよ。 (2017年3月26日 23時) (レス) id: dd163f1bdc (このIDを非表示/違反報告)
桜唄(プロフ) - 中原アリスさん» 御指摘有り難う御座います。 (2017年3月17日 14時) (レス) id: 920de4e9ca (このIDを非表示/違反報告)
中原アリス(プロフ) - すみません。エドガー・ラン・ポーじゃなくて、エドガー・アラン・ポーですよ。 (2017年3月17日 14時) (レス) id: 8275761139 (このIDを非表示/違反報告)
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