双黒と接吻（ｷｽ）と【文スト】

接吻4 ページ6

川端「…ち、違います！…私、死神さんの花嫁じゃありません！」


誰なんだ、死神って…誰？

思い出せ、思い出せ、私は川端蒼。17歳
この手紙に記載されている通りだ。

死神…。友達の名前の何かをいじって死神にした？でも、なんで私を花嫁呼びにする？
あぁ、でも花嫁は記憶を無くしたって書いてある。私は、現に名前と年齢しか知らない



混乱している最中に赤いスカーフに黒髪黒服の男性が私の目線に合わせる様にしゃがむ


「此から話す事は絶対に口外してはならない。若し、誰かに教えでもしたら君はﾀﾋぬよ。いいかい？」

ﾀﾋぬの処で殺気の籠った笑顔で向けられる刺のある言葉

逆らえる筈が無く怖気づいた私の口は承知の言葉しか出てこなかった


「私はポートマフィア首領の森 鴎外だ、宜しくね。」


「ポートマフィアってQやエリス嬢が居る？」

無意識の内に出てきた言葉により詰まる森さん。

あれ、Q？エリス嬢？誰だ？
私、面識のある人物だったっけ。


「…何故、Qとエリスちゃんの居所を知っているのかね」


疑う様な目で見てくる森さん。
止めて、その目苦手です。

何故、エリスちゃん？とQ？がポートマフィアに居るのを知っているのか……

厭、知らない。
何故かしら、口からポロリと出てしまったンだから

「……済みません、私も判りません。無意識の内に言葉が出ていたので……」

私の言葉を聞くと森さんと後ろに立っていた茶髪の男性が考え込んだ様な表情をしていた


私は、死神さんが云う記憶喪失だ
だが、記憶喪失なのに何故見知らぬ人物の名前と居所を知っていた？しかも、ポートマフィアの人物。

私が記憶喪失に成る前にポートマフィアとは繋がりを持っていたから？
例えば私がポートマフィアに入っていた？
厭厭、そしたら森さんから私はポートマフィアに入っていたと告げられるだろう


判らない。判らない
自分の事なのに一番自分が判っていない

なんと愚かなんだろう


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接吻1からnewと出ていますが台詞前のクエスチョンを消した岳です。勘違いしていたら済みません

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