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あおいぶらんけっと ページ5

長い夏が終わって、

暑さは残っているが秋になって

もうすぐ冬が来ようとしていた

いくら秋だし暑いのはまぁ残っていても

夜は肌寒くて、秋を感じさせるような気温で


冷え性気味の私は手も足も氷のように冷たくて


『ぅ、さむい。、先に寝ちゃおうかな。』


寝ちゃおうかな、とかおもったけど、

昼から防音に籠もって

一生懸命mixをしてるそらるより先に寝ちゃうのは

流石にダメだなって思って

軽食とお茶を持って

ゆっくりドアを開けた


すこしして、私に気づいたらしく

ヘッドフォンを外して

「Aどしたー?」

微笑んだそらる


『お腹空いてない?なんか食べるかなーって』

「うぉー!ありがと、ちょーどおなか減ってた」

『それはよかった』

昆布のおにぎりと胡瓜の漬物、おちゃ。

渋すぎとか言うな !

冷蔵庫の中身ほぼなかったんたよ!

少しはお腹にたまりそうなもの選んだんだよ!


おにぎりをひと口かじって喜ぶそらるは


「こんぶー!!」

『うん、こんぶ、そらる好きでしょ?』


本当に三十代なのか疑いたくなる


『じゃ、作業がんばってね、リビングで待ってる』

「うん、ありがと」



Aがおにぎりとかを持ってきてくれて

MIXもラストスパートにさしかかって

ツイートしようとスマホを見ると

2時近くになっていた


やばいっ、そう思って

防音室から出てリビングに行けば

ソファーでうずくまって寝ているA


しまった、遅すぎたか、。

俺が来るまで起きようとしていたのか

徹夜する方法を調べていることを示すスマホ画面

コーヒーなんて飲めないくせに、

コップいっぱいに注いで口をつけた跡

『そりゃるぅー、』

寝言なのか夢の中からでも俺を呼ぶ声


Aかわいすぎかよばかぁ。

起こしてベッドに連れていこうかとも思ったけど

気持ちよさそうに寝ているAを

今起こすのもなぁ、そう思って

姫抱きして予めひいておいた

敷布団にAを下ろして

あおいぶらんけっとをかけた

「あとすこしがんばってくる、まってて、」



リビングをあとにして

MIXをマッハで終わらせる

保存かけて、パソコンの電源落として

急いでAの布団に潜り込んだ

ぎゅっと正面から抱き締めれば


Aが少し微笑んだ気がした


__あおいぶらんけっと

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作者名:ちこ。 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年8月12日 23時

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