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商店街のアーケードが終わって

またしろのかさを開く

ふたりおなじ傘に入れば

相合傘だねなんて微笑みかけてくるから。

本当はもう少しいい感じの雰囲気で

かっこよく言おうと思ったのに…



「好きだよ、A。僕と付き合ってくれませんか?」

Aがはっと息を飲む音が聞こえた


雨の中、彼女はずぶ濡れで俺のブレザーを羽織っていて、

何気ない道端でなんてロマンもくそもない



ぎゅっと抱きしめられて、ひっくりがえった傘

いつのまにか雨は止んでいた


『わたしも、すき』

身長差のせいで自然と上目遣いになって

幸せそうに笑ってこちらを見つめるAを見れば

もう止まれなかった…強引に口を奪ってしまう



キスの雨が降る

傘なんていらない


でも、そこはもう二人のセカイだった

__しろのかさ

きいろのごかい→←しろのかさ



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作者名:ちこ。 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2019年8月12日 23時

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