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商店街のアーケードが終わって
またしろのかさを開く
ふたりおなじ傘に入れば
相合傘だねなんて微笑みかけてくるから。
本当はもう少しいい感じの雰囲気で
かっこよく言おうと思ったのに…
「好きだよ、A。僕と付き合ってくれませんか?」
Aがはっと息を飲む音が聞こえた
雨の中、彼女はずぶ濡れで俺のブレザーを羽織っていて、
何気ない道端でなんてロマンもくそもない
ぎゅっと抱きしめられて、ひっくりがえった傘
いつのまにか雨は止んでいた
『わたしも、すき』
身長差のせいで自然と上目遣いになって
幸せそうに笑ってこちらを見つめるAを見れば
もう止まれなかった…強引に口を奪ってしまう
キスの雨が降る
傘なんていらない
でも、そこはもう二人のセカイだった
__しろのかさ
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