しろいやさしさ ページ3
すきすきすきすきすき。
まだまふが帰ってきてないことを
いいことにソファーに寝転がって
Twitterのトーク会レポを見ながら
あしをばたばたさせる
『んなぁああ!!はずれたのまじでつらすぎる
ねぇー。なんでこんなかわいいことしちゃって
くれてんの。うわぁあしにたぁーぃ。うぬぬぬ。』
私の顔はきっとりんごくらい赤くなっていて、
すかーとはきっとめくれているだろう。
でも、仕方ない。
こんな可愛い姿を私の知らない
不特定多数に見せちゃてるなんてもう
むりむりむりむりむり。ぅう。
まふと一緒に住んでるだけで
普通より幸せなことなのに
ましてやまふの彼女なんて
もう世界一幸せなくらいなのに。
あぁ。やんでれみたいわたし。
迷惑だろうなぁ。はぁ…
そろそろキりたい。
めのまわりを服の袖で擦りながら
リビングから自分の部屋に移動して
ペン立てからそれを、おもむろに取り出す。
純白のかけぶとんが
ぐしゃりとまるまったベットと
しろいグッズが並ぶ棚
通称神棚の間にうぅ。と唸り声を上げながら
体操座りでぴったり挟まって
まふの歌って色についてが多いっけとか色々……
あおたすあかはむらさき。
でもそんな簡単に感情は綺麗な色にならないよ。
混ざり混ざって汚くなって、、、
これで何度目だろう。
カカと音を立てながら
刃を出せば何やらしろい付箋が引っ付いていて
『っなにこれぇ…』
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ボクが帰ってくるまで使っちゃだめ。
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『こんなことされたらもう出来ないじゃん。』
私がこうなるって予測して
こんなことするのが彼らしいななんて
思いながらリスナーさんが知らない
彼がまた少しだけ知れて笑みが零れた
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