290.ムーン・ディライト ページ10
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翔「月が……綺麗ですね。」
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雲ひとつない夜空には本当に綺麗に月が浮かんでいて、当然すぎることを言った櫻井先生に
同じように私もぽかんと口を開けて返していた
A「そう……ですね？」
先生はまん丸い目をちょっとだけ細めて、含むような笑いを浮かべる
翔「だよなぁ。だろうなぁ……(笑)」
そんな私を見て先生は肩を震わせて笑い初めていて、なんだか恥ずかしいことを言ってしまったんじゃないかってちょっとだけ不安が襲ってきていた
A「なんですか？なんか、わたし変なこと言いましたか？」
翔「いや、いいんだよ。分かんないなら分かんなくて(笑)」
A「はぁ……。」
くわえていたタバコを指先に持ち替えて、ぽりぽりと鼻の頭を掻く
私は、そんな風にちょっとだけ照れたような顔見せる櫻井先生がよく分からなくて
やっぱり変なこと言っちゃったんだって
よく分かんない後悔が頭の中をぐるぐると巡っていた
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翔「じゃあ、また明日。」
A「はぃ……。今日は、ありがとうございました//」
翔「あ、それからもう一つ。」
A「……へ？」
ぐっと引っ張られた腕に、体は櫻井先生に急激に近づいた
翔「そのまま動くなよ？」
静かに耳元で囁かれた声に、硬直したみたいに体に力を入れてしまってた
間近く近づいた先生の顔に
キスされる────って、本能が気づいてる
ぎゅっと目を閉じると、ふわりと先生の前髪が頬に触れて
軽く、ほんの軽く
私の唇の端に先生の唇が触れた
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翔「クリーム、ついてんぞ(笑)」
A「……へ……？」
翔「ここ。ずっと付いてて気になってたんだ(笑)」
先生はチョンチョンって自分の唇の端を指でつついて、キスした理由をさも当たり前にそう言った
A「……うそ……っ//」
顏半分を覆うみたいに両手で口元を隠して
恥ずかしさだけが襲う私を思わず隠した
櫻井先生はそんな私を見て可笑しそうに笑ってみせるけど
私には笑顔を見せる余裕さえ今はない
ずっとクリームが付いていた恥ずかしさとか
突然キスされた恥ずかしさ
どっちにしろ無防備すぎる私が恥ずかしくって、先生の顏さえまともに見れなくさせてる
ドキドキと速まる心臓の音がうるさいぐらいで、まともな思考回路さえ
今は手の届く場所にはない
それ以外の音なんて聞こえないんじゃないかってぐらい
ドキドキが頭の中いっぱいに巡ってる
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四葉(プロフ) - ミポコさん» おめでとうございまっす！どんどんお世話になってください( ＊｀艸´)私も少しでもミポコさんの癒しにでもなれたら幸せです(〃ω〃) (2016年1月4日 1時) (
レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - みゅうさん» おめでとうございまーっす！みなさんが合宿があったかどうかは不明ですが、少なくとも私はありましたよー？ただ、学校から離れた場所の合宿所ではなく、学校の裏側にありましたけど(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 翔晴さん» おめでとうございまっす！こたつでアイス(笑)素晴らしい例え( ＊｀艸´)確かに寒くてもアイスは食べたくなるのが人間の不思議よねー(笑)体は寒くても脳内は夏真っ盛りにしとかないと！！ (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ゆうこさん» 夏休みはまず、合宿。花火も上がるしー後半には夏祭りにも出かけたいし海でイチャイチャもいいよねー(〃艸〃)ベタだけど(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - のりたま7846さん» ちょっ！！わたし、ドキドキするの(＞ω＜)不整脈で！！毎日、明日の朝も無事に起きれますように……って願いながら眠りにつくようになったわー(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉
作成日時：2015年10月30日 18時
