316.ピアスの行方 ページ37
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ぷつ…と、一度外れたピアスをもう一度差し込む恐怖心と戦っていた
そんな私を雅紀くんは横でじっと眺めながら
時折、ふふって笑いの呼吸を落とす
夏休み中の誰もいない雅紀くんの家は
二人だけの時間を過ごすのには最適な場所で
去年も雅紀くんの部活のない夏休みや冬休みにも、こんなふうに二人してただダラダラと時間を潰す日があったものだった
夏休み初日
部活のない今日は昼過ぎから雅紀くんちに入り浸りで
くだらないおしゃべりをしてみたり
借りてきた映画のDVDを眺めてみたり
もちろん、ちょっと会話が途切れた隙にやらしー気分になってみたり
とても有効とは言えないような時間の過ごし方をしていた
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エアコンがつけらているとは言え、雅紀くんは脱いだTシャツを着ようともせず上半身裸のままで
ベッドサイドで鏡を眺める私の後ろから腕を回した
雅紀「どう？まだコワイ？」
A「ん……。」
雅紀「痛みはもう無いんでしょ？」
A「痛くはないけど……なんとなく怖い、かなぁ？」
ピアスホールはだいぶ出来上がってきてはいるけれど
まだ抜き差しするのには怖さが残されている今日この頃
そのピアスが外れたのは突然の出来事
じゃれ合ってるうちに自分の髪の毛と枕に挟まれて外れたピアス
それに気づいたのは雅紀くんが先で
枕とベッドの隙間に落ちたピアスを拾って、無くさないようにってテーブルの上に乗っけておいてくれていた
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男の人って、そーゆーものなのかな
あんな場面でも意外に冷静に私を見ているのかな
やらしーことしてる最中でも、冷静に周りを見てたりするのかな
私は目の前の雅紀くんにしがみついているのがやっとで、ピアスが外れたことさえも気がつかなかったぐらいなのに────
それに、自分自身でも知らない顔を見られてるのかなって思うと
ちょっとだけ恥ずかしさも襲ってきていた
A「はいった！」
雅紀「A、ビビりすぎ(笑)」
そーっと、そーっと
耳たぶに差し込んだピアスを鏡に映して確認した
私が覗き込んだ鏡の中を雅紀くんも一緒に覗き込んで
大きくもない鏡の中では二つの顔が寄り添うように映し出されていた
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四葉(プロフ) - ミポコさん» おめでとうございまっす！どんどんお世話になってください( ＊｀艸´)私も少しでもミポコさんの癒しにでもなれたら幸せです(〃ω〃) (2016年1月4日 1時) (
レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - みゅうさん» おめでとうございまーっす！みなさんが合宿があったかどうかは不明ですが、少なくとも私はありましたよー？ただ、学校から離れた場所の合宿所ではなく、学校の裏側にありましたけど(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 翔晴さん» おめでとうございまっす！こたつでアイス(笑)素晴らしい例え( ＊｀艸´)確かに寒くてもアイスは食べたくなるのが人間の不思議よねー(笑)体は寒くても脳内は夏真っ盛りにしとかないと！！ (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ゆうこさん» 夏休みはまず、合宿。花火も上がるしー後半には夏祭りにも出かけたいし海でイチャイチャもいいよねー(〃艸〃)ベタだけど(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - のりたま7846さん» ちょっ！！わたし、ドキドキするの(＞ω＜)不整脈で！！毎日、明日の朝も無事に起きれますように……って願いながら眠りにつくようになったわー(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉
作成日時：2015年10月30日 18時
