283.約束 ページ3
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翔「コーヒーかぁ。今はコンビニのコーヒーだって美味い時代だよ。」
A「コンビニのコーヒーでもいいです//」
翔「すぐそこのコンビニか？」
A「いいです。それで//」
私の要求に逆に困ったような顔を見せて、先生はポリポリと鼻の頭をかいた
もしかしたら私の言葉に先生だって気づいたかも知れない
私が欲しかったのは美味しいコーヒーの大人の味なんかよりも
先生と一緒に過ごせる時間だってこと
少しでも先生との時間を欲しいと思ってること
翔「分かった。約束な(笑)」
A「はい//」
そう言うと先生は私の目の前に小指を差し出して、くいくいって小指を曲げてみせる
翔「指切りげんまん、知ってるか？」
A「し、知ってますよ！指切りぐらいっ！」
慌てて自分の小指を先生の小指に絡ませて、子供みたいに指を切った
隣にさえ座ることのできない櫻井先生と唯一触れることのできた、指切り
なぎさちゃんが聞いたら子供っぽいことしてることに大笑いされそうだけど
たった一本の指先で繋がれた二人の関係が
頼りないくせにどこか安心できるような気がしていた
.
指を、もう離さなきゃ…って思うのに
まだ離れたくなくて、離したくなくて
繋いだ指先にちょっとだけ引き寄せるように力を込めた
思わず呼吸を止めたのは、さっきよりずっとドキドキしている私を隠すため
櫻井先生も指を離そうとしないから
もう少し
もう少し、このままで────なんて
切なさを抑えきれない私と、ズルい私が顔を出し始めてる
.
母「A、ちょっといーい？」
階段の下から叫んだお母さんの声が聞こえて、はっと我に返った
ずっと繋がれたままの指先を引っ込めようと、慌てて指先に力を込めた
なのに────
先生の手から小指は離れることもなく、小さなテーブル越しに体ごと引き寄せられて
心の準備も何もないままに、先生の唇が私の唇に触れていた
唇が震えてる
心が震えてる
体が震えてる
二人っきりになることに、何も期待してなかったわけじゃないけれど
こんな風に訪れた突然の先生からのキスは、私の中の全てを震わせていた
この前だって────
先生のアパートに行った時だってキスしたはずなのに、その時みたいに、その時以上にドキドキしてるのは
きっと、この家の中にお母さんがいる緊張感もあるからだ
お母さん、間違っても部屋まで来ないでね…って願いを込めながら───
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四葉(プロフ) - ミポコさん» おめでとうございまっす！どんどんお世話になってください( ＊｀艸´)私も少しでもミポコさんの癒しにでもなれたら幸せです(〃ω〃) (2016年1月4日 1時) (
レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - みゅうさん» おめでとうございまーっす！みなさんが合宿があったかどうかは不明ですが、少なくとも私はありましたよー？ただ、学校から離れた場所の合宿所ではなく、学校の裏側にありましたけど(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 翔晴さん» おめでとうございまっす！こたつでアイス(笑)素晴らしい例え( ＊｀艸´)確かに寒くてもアイスは食べたくなるのが人間の不思議よねー(笑)体は寒くても脳内は夏真っ盛りにしとかないと！！ (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ゆうこさん» 夏休みはまず、合宿。花火も上がるしー後半には夏祭りにも出かけたいし海でイチャイチャもいいよねー(〃艸〃)ベタだけど(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - のりたま7846さん» ちょっ！！わたし、ドキドキするの(＞ω＜)不整脈で！！毎日、明日の朝も無事に起きれますように……って願いながら眠りにつくようになったわー(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉
作成日時：2015年10月30日 18時
