300.静かに触れて ページ20
.
雅紀「んふ(笑)くすぐったい？」
A「も……わざとやってるでしょ？」
雅紀「だって、見たいんだもん。ピアスしてるの(笑)」
耳をなぞった指先がピアスに触れて、雅紀くんが満足そうに笑った
薄闇に映える笑みは、高校生の男の子とは思えないほど妖艶で
そんな雅紀くんの瞳に映り込む私に恥ずかしくなってしまう
A「まだ、なぎさちゃんにしかバレてないの//なぎさちゃん、凄いうらやましがっててね？わたしもも開けるんだって騒いでた。」
雅紀「うん。」
A「雅紀くんは？」
雅紀「なに？」
A「お母さんに何も言われなかった？」
雅紀「あー……、自分でやりたくてしたことだしね？グチグチ言われることは無かった……かな？」
A「そっか(笑)」
雅紀「うちは奔放だから(笑)どっちかっつーと、増田の方がうるさかった……かな？」
A「増田先生、担任もだし部活の顧問もしてるもんね？」
雅紀「そ。きっと俺の母ちゃんよりも一緒にいる時間は長いかも(笑)」
A「ほんとだね(笑)」
雅紀「ね、A？」
A「ん？」
ふふふって笑った唇に、雅紀くんの唇が急激に近づいて
心の準備も何もないままに、緩やかに触れた
ちょっとだけ、動かないようにじっと体を強張らせて
触れた唇が少しずつ動くのを感じていた
A「…………っ//」
キスしただけで、ジン…って体の真ん中が熱くなるみたいだ
いくら暗くて人気が無いとはいえ、誰かに見られてもおかしくは無い場所で
こんな風に隠れてキスすることにも慣れ始めてきていた
舌の先がいやらしく唇をなぞって
徐々に深くなっていくキスに、雅紀くんのTシャツの裾を掴まえて
湧き上がるような自分のいやらしさを必死に抑え込んでいた
絡みつくような唾液の音が、脳に直接響くみたいだ
周りの音なんて何ひとつ聞こえないぐらい
雅紀くんの呼吸と、私の呼吸と
近づいた体が触れた制服の擦れる音と
二人だけの世界が体中に浸透していく
.
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 2710人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「嵐」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
四葉(プロフ) - ミポコさん» おめでとうございまっす！どんどんお世話になってください( ＊｀艸´)私も少しでもミポコさんの癒しにでもなれたら幸せです(〃ω〃) (2016年1月4日 1時) (
レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - みゅうさん» おめでとうございまーっす！みなさんが合宿があったかどうかは不明ですが、少なくとも私はありましたよー？ただ、学校から離れた場所の合宿所ではなく、学校の裏側にありましたけど(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 翔晴さん» おめでとうございまっす！こたつでアイス(笑)素晴らしい例え( ＊｀艸´)確かに寒くてもアイスは食べたくなるのが人間の不思議よねー(笑)体は寒くても脳内は夏真っ盛りにしとかないと！！ (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ゆうこさん» 夏休みはまず、合宿。花火も上がるしー後半には夏祭りにも出かけたいし海でイチャイチャもいいよねー(〃艸〃)ベタだけど(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - のりたま7846さん» ちょっ！！わたし、ドキドキするの(＞ω＜)不整脈で！！毎日、明日の朝も無事に起きれますように……って願いながら眠りにつくようになったわー(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：四葉
作成日時：2015年10月30日 18時
