299.月の魅惑 ページ19
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A「合宿の日程ってクジ引きなんでしょ？」
雅紀「らしいね？職員室でこっそり行われてるって増田が言ってた。」
A「増田先生、どこまでもクジ運がよさそうだもんね？」
雅紀「それに比べて櫻井のクジ運の悪さな(笑)」
A「……うん、ほんと……。」
雅紀くんの口から出た『櫻井』の名前に、胸の奥深い場所がドクンって打ちつけていた
ペットボトルのミルクティーをごくんって喉を鳴らして飲み込んだのは
無意識だけど、私の胸の音を雅紀くんに悟られないようにするためだ
雅紀「俺、心配だなぁ……。」
A「なに？」
雅紀「だって、櫻井も行くんだろ？合宿。」
A「た、担任の先生だもん。責任者……だろうし……。」
雅紀「だよなぁ、増田と変わってくんねーかなぁ。なんつって(笑)」
雅紀くんは笑ってそんなことを言っているけど、それは明らかに私への牽制だった
そんな雅紀くんに何も答えることも出来ず
誤魔化すように、またミルクティーを一口
ごくんと飲み込んだ
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雅紀「夏休みにでもさぁ、Aんちに遊びに行っていい？ほら、前に話したよね？俺のことお母さんにだけでも紹介してって。」
A「ぁ……うん、そだったね……//」
雅紀「したらさぁ、もう隠れて会ったりしなくてもよくなるんじゃね？」
A「うん//」
雅紀「泊まったりするのだってもうちょっと気が楽になるでしょ？ねぇ(笑)」
A「うん……//」
雅紀「これでAのお母さんに認めてもらえれば、もっともっと付き合いやすくなるね。」
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座ったベンチの隣で笑う雅紀くんをぼんやりと眺めていた
ちょっと話していただけなのに公園はあっとゆう間に闇夜を連れてきいて
ひとつ表通りに出ればあんなに人は溢れているのに
そんな事なんて感じさせないぐらい静かな夏の夜を感じさせていた
雅紀「そだ！ピアス、だいぶ出来てきたでしょ？」
A「ん。でもまだ入れるのはこわい、かなぁ？」
雅紀「だよねぇ、俺も(笑)」
雅紀くんは私の髪の毛をもてあそぶように耳に掛けて、ピアス付けられた耳を晒した
つー…と、耳をなぞるよう縁取りながら触れられた指先に
思わず体を強張らせて肩をすぼませていた
敏感すぎるぐらい体が感じてる
触れられているだけなのに、月夜に照らされた雰囲気は
その先のことまで、頭の中が先走ってしまいそうになってる
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四葉(プロフ) - ミポコさん» おめでとうございまっす！どんどんお世話になってください( ＊｀艸´)私も少しでもミポコさんの癒しにでもなれたら幸せです(〃ω〃) (2016年1月4日 1時) (
レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - みゅうさん» おめでとうございまーっす！みなさんが合宿があったかどうかは不明ですが、少なくとも私はありましたよー？ただ、学校から離れた場所の合宿所ではなく、学校の裏側にありましたけど(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 翔晴さん» おめでとうございまっす！こたつでアイス(笑)素晴らしい例え( ＊｀艸´)確かに寒くてもアイスは食べたくなるのが人間の不思議よねー(笑)体は寒くても脳内は夏真っ盛りにしとかないと！！ (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - ゆうこさん» 夏休みはまず、合宿。花火も上がるしー後半には夏祭りにも出かけたいし海でイチャイチャもいいよねー(〃艸〃)ベタだけど(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - のりたま7846さん» ちょっ！！わたし、ドキドキするの(＞ω＜)不整脈で！！毎日、明日の朝も無事に起きれますように……って願いながら眠りにつくようになったわー(笑) (2016年1月4日 1時) (レス) id: 6af02f719a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉
作成日時：2015年10月30日 18時
