213.Time《S》 ページ39
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壇「すみません、櫻井先生っ！もう少しここにいてもらっていいですか？」
翔「……はい……？」
壇「ちょっと教頭先生に呼ばれてしまいまして。」
翔「あぁ……そうですか。」
壇「相葉くんをここに一人で置いておくわけにはいかないし、たぶんわたし……すぐに戻ってくると思いますので。」
俺の返事を待つこともなく、壇先生はパタパタと靴の底を鳴らして保健室を出て行く
保健室に残された相葉と俺と二人
俺たちにはどこか重い空気が流れていた
教師として、生徒一人にそんな感情を抱くこと自体、理想的とは言えない
そもそも『重い空気』と感じてしまうことが既に相葉に対しての苦手意識を表してしまってる
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チラリと俺に視線を向けると、片足を引きずりながら相葉は自分からベッドに移動した
雅紀「せんせー、俺ちょっと寝てもい？」
翔「ん？あぁ……。」
雅紀「最近、寝不足みたくってさぁ？あんたのせいで。」
翔「…………。」
ふぁ…と、わざとらしくアクビをしてみせて相葉は意味深な笑顔を浮かべて
俺の顔色を伺うように、相葉は顔を覗き込んだ
雅紀「その前に。櫻井先生、そのポケットからはみ出てるストラップ外してよ。」
翔「ストラップ……？」
雅紀「Aも同じのつけてるんだよね(笑)」
翔「……そうか……。」
雅紀「何だかさぁ？先生と付き合ってるみたいになっちゃうじゃん？Aが。」
翔「…………。」
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生徒で、それから相葉の恋人で
そんな彼女との距離を縮めたいと思ったこと自体
俺は教師として失格
倉持の気持ちがどうであれ、本来であればそれを拒否しなくてはならないはずなのに
受け入れることさえ厭わないと思ってしまっていた
どうしてこんなにも彼女のことを気にしてしまうのか
どうしてこんなにも彼女の笑顔が心から離れなのか
自分で気づきながらも気づかないふりをしようとしている
あの日あの時の後悔が今もまだ心に根付いていて
もしかしたら懺悔の気持ちを倉持に重ねてしまっているせいもあるのかも知れない
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『本気にしてくれなくても、わたしは先生のこと好きだからね？』
その言葉だけを最後に残した彼女への
報われることのなかった恋心に────
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四葉(プロフ) - まこさん» 悶々とするほど焦らしプレイなんですけど( ＊｀艸´)雅紀くんのモノだとわかっていながら手を出そうとする櫻井先生の気持ちが分からなくなってきた最近(笑) (2015年8月29日 23時) (
レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - ま、ま、丸山くん！いいキャラしてる！笑 目配せしてくる辺り確信犯な先生も私は好きですよ！！！(←外野の野次入ります) この夏の合宿何が起こるかわからな〜ぁいけどミラクルボーイ相葉くんもまだまだわからな〜ぁいって四葉さん焦らさないで！！！ (2015年8月28日 4時) (レス) id: d776a395e1 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 奈々さん» ありがとうございまーっす☆具体的なラストシーンは考えてないんですけど（←ヲイ）ラストのイメージだけはあります(笑)最後までよろしくどうぞー！ (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - haruさん» 丸山……まさかのモーホー……？それは全くもって考えてなかった(笑)まだ出てきてないサトシがオネェだったら……とかはちょっと考えたけど(笑) (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 和紀☆さん» 合宿でナニさせよっかな〜(〃艸〃)←考えてないんか！一つ屋根の下櫻井先生と雅紀くんの火花が散ってもいいんだけど、雅紀くんに隠れて先生とイチャイチャするのもいい(笑) (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉
作成日時：2015年7月22日 20時
