212.サイテーの自覚《S》 ページ38
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翔「母一人、子一人……か。」
そこに書かれていたのは母親の名前と、相葉の名前のみ
父親がいない家庭なんて今は珍しくもない
現に俺のクラスにだって父親のいない生徒が数名いた
翔「生意気そうに見えても、案外苦労してんのかもな……。それとも、生意気な態度をとるのは俺にだけか(笑)」
パタンとファイルを閉じて思わず出た苦笑を浮かべながら保健室へと向かう
相葉の俺への態度の悪さは、単に倉持が絡んだ嫉妬からだろう
生徒に手を出すつもりはない
そう思っていても、彼女を手元に置いておきたい男の感情があるのも確かで
彼女もまた、相葉の存在が有りながらも
俺を拒否することのない流れに
ついつい、教師としての自覚を捨ててしまってる
時折、顔を出す理性がその先への行為にストップをかけてるだけで
そのタガがいつ外れるのかなんて、俺自身にも分からないところがあった
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翔「サイテーだな、俺は。」
例え、倉持が相葉と付き合っていなくても生徒を部屋に連れ込むなんて以ての外
教師としてのセオリーさえ破られている
自分の気持ちと、それから教師としての理性と
葛藤の中で彷徨いながらも、結局は彼女とのわずかな時間を選んでしまいそうになってる
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保健室のドアを開けると、さっきまでの痛々しい治療は既に終わっていて
相葉の足には大きな絆創膏が数枚と足首にはしっかりと包帯が巻かれていた
壇先生はドアに立つ俺に視線を向けると、ポンと相葉の肩を軽く叩いて
柔らかく微笑んだ
翔「壇先生、増田先生から調査書を渡されましたけど……緊急なようだったら壇先生からご家族に連絡を、とのことでした。」
壇「ありがとうございます。緊急って程の怪我でもないでしょうね？捻挫ぐらいはしてるでしょうけど。」
雅紀「松本が大袈裟なんだって！最初から一人で歩けるってゆってんのにっ！！」
壇「あまり痛みが引かないようだったら明日でも病院に行くことね？お家には学校から連絡しておくから。」
雅紀「ん〜……分かったよ。」
壇「5時間目が終わるまではここで休んでてもいいけど、その後は無理しちゃだめよ？当然だけと、部活もお休み。」
雅紀「ほーい……。」
そろそろ俺も自分の仕事に戻るか、と
そんなことを思い始めた時、保健室の内線が軽快なメロディーを告げた
受話器を取った壇先生はどこか慌てた様子で、愛想笑いを浮かべるとそのまま受話器を戻した
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四葉(プロフ) - まこさん» 悶々とするほど焦らしプレイなんですけど( ＊｀艸´)雅紀くんのモノだとわかっていながら手を出そうとする櫻井先生の気持ちが分からなくなってきた最近(笑) (2015年8月29日 23時) (
レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - ま、ま、丸山くん！いいキャラしてる！笑 目配せしてくる辺り確信犯な先生も私は好きですよ！！！(←外野の野次入ります) この夏の合宿何が起こるかわからな〜ぁいけどミラクルボーイ相葉くんもまだまだわからな〜ぁいって四葉さん焦らさないで！！！ (2015年8月28日 4時) (レス) id: d776a395e1 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 奈々さん» ありがとうございまーっす☆具体的なラストシーンは考えてないんですけど（←ヲイ）ラストのイメージだけはあります(笑)最後までよろしくどうぞー！ (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - haruさん» 丸山……まさかのモーホー……？それは全くもって考えてなかった(笑)まだ出てきてないサトシがオネェだったら……とかはちょっと考えたけど(笑) (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 和紀☆さん» 合宿でナニさせよっかな〜(〃艸〃)←考えてないんか！一つ屋根の下櫻井先生と雅紀くんの火花が散ってもいいんだけど、雅紀くんに隠れて先生とイチャイチャするのもいい(笑) (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉
作成日時：2015年7月22日 20時
