192.雨の棲む町《N》 ページ18
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和也「今日、ウチ来ない？てか、相葉さんちでもいーんだけど。」
そう誘ったのは俺の方だった
突然の誘いに丸い目を更に丸くして、相葉さんは首を傾げて見せる
雅紀「なに？話が唐突すぎて見えないよ(笑)」
和也「ぁあ……そう？相葉さんなら勘がいいから通じるかと思った(笑)」
雅紀「てか、そのヤラシイ笑いなに？あ！まんまヤラシイDVDでも手に入れた？それならウチで見てもいーよ？ニノんち姉ちゃんとかいるもんね？急に部屋に入ってきたりするもんね？」
和也「まぁな。姉貴ってやつはどーしてあんなにうるせーのか……って！ちげーし(笑)ゲームだよ、ゲーム！」
雅紀「なんだ……ゲームか(笑)」
和也「なにそのガッカリ感(笑)」
雅紀「だって、一瞬でDVDモードになってたから？(笑)」
ふ……と笑った相葉さんは女の子みたいで、それなのに中身は普通の男だ
どこか中性的に見えていても、普通の男以上に男だってことは
子供の頃から俺は知ってるはずなのに────
和也「やっぱ相葉さんちにしようぜ！俺んちやかましいから。いいっしょ？別に。」
雅紀「俺は構わないけど(笑)」
和也「雨降りそうだからさぁ？急いでこうぜ？俺、一旦家にソフト取りに行ってくっから。」
雅紀「分かった。」
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すれ違った放課後の廊下で相葉さんとそんな話をしながら
俺たちは曇り空の下
足早に学校を出た
せめて雨が降り出す前に……って大急ぎで自転車を漕いでみたけれど
相葉さんちに着く頃には
ポツポツと小雨が落ち始めていた
勝手知ったる他人の家
子供の頃から出入りしているこの家は出迎えられる事さえ稀で
家から持ち出したソフトを入れたバッグを小脇に抱えて
勝手に相葉さんの部屋まで上がって行った
和也「持ってきたぜい(笑)」
雅紀「うん。テキトーに始めてて？」
入手困難なソフトを、自慢げにヒラヒラとかざして見せるけれど
相葉さんは俺なんかに見向きもしない
ベットにゴロンと転がったまま、ずっとスマホばっかいじってため息ばかりを落としてた
どこか腑に落ちない顔を浮かべているから、何かあったんだろう
相葉さんから話してくれなきゃ、何があったのか内容なんて聞きづらくて
俺も俺で黙ったまま気にもしない素振りで勝手にゲームを始めてた
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193.背中に見えた空気感《N》→←191.ありふれた少女漫画みたいに
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四葉(プロフ) - まこさん» 悶々とするほど焦らしプレイなんですけど( ＊｀艸´)雅紀くんのモノだとわかっていながら手を出そうとする櫻井先生の気持ちが分からなくなってきた最近(笑) (2015年8月29日 23時) (
レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - ま、ま、丸山くん！いいキャラしてる！笑 目配せしてくる辺り確信犯な先生も私は好きですよ！！！(←外野の野次入ります) この夏の合宿何が起こるかわからな〜ぁいけどミラクルボーイ相葉くんもまだまだわからな〜ぁいって四葉さん焦らさないで！！！ (2015年8月28日 4時) (レス) id: d776a395e1 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 奈々さん» ありがとうございまーっす☆具体的なラストシーンは考えてないんですけど（←ヲイ）ラストのイメージだけはあります(笑)最後までよろしくどうぞー！ (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - haruさん» 丸山……まさかのモーホー……？それは全くもって考えてなかった(笑)まだ出てきてないサトシがオネェだったら……とかはちょっと考えたけど(笑) (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 和紀☆さん» 合宿でナニさせよっかな〜(〃艸〃)←考えてないんか！一つ屋根の下櫻井先生と雅紀くんの火花が散ってもいいんだけど、雅紀くんに隠れて先生とイチャイチャするのもいい(笑) (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉
作成日時：2015年7月22日 20時
