186.刹那のキス ページ12
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櫻井先生は私が何を言おうとしていたのか
気づいてないわけはない
なのに、どうしてその先を言わせてくれないの────？
『先生』と『生徒』だから────？
どちらからも『好き』とは言ってはいけない関係だから────？
それなら
『好き』の言葉を言わなければ、私は生徒として先生のそばにいてもいいの────？
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いろんな葛藤が心の中で渦巻く
雅紀くんのことがどーでもいいわけじゃないけれど
今は、櫻井先生だけのことを考えていたかった
泣きそうな気持ちは拍車をかけて広がっていて、先生の顔さえも見れない
大好きな先生がどんな顔して雅紀くんの話をしているのかさえも見れない
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翔「倉持……。」
その声が私の名前を呼ぶ
返事をすることさえできず、ただ黙って先生のTシャツの裾ばかりを眺めていた
翔「倉持、こっち見て。」
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泣きそうなのに、先生の顔なんて見れるはずもない
そんな時に、急激に近づいた影と温もりに
瞬きも出来ずに、体を硬直させていた
間近に見えたのは、先生の伏せた瞼と長いまつ毛で
唇には、隙間さえもなく重ねられた唇の感触
唇を割って強引に入り込んだ舌の先が、口の中の粘膜をなぞった
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何が起きたのか理解し始めると、体の中は勝手に熱を持ち始めてる
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櫻井先生はひどい人だ
一度は私を突き離しておきながら
こんな風なキスを────
ねっとりと絡むような、大人のキスをする
だけどきっと
何をされても、どんなことをされても
私は先生を好きなんだ……って、実感させられるばかりで
それ以外の何物でもないと、確信だけが心の奥に広がっていってた
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キスしてるだけなのに、頭の中がぼんやりと霞みがかってく
目を閉じて先生のTシャツの胸をぎゅっと掴まえて、ジリジリと響く熱の痺れを堪えるのに必死になっていた
2人の唇から漏れる呼吸が、すごくいやらしく感じた
好きな人とキスするだけで、つま先まで痺れちゃうんだって
初めて体で感じた気がした
足の力が、抜けていく────
Tシャツを掴んだ腕の力が、抜けていく────
頭に直接響く唾液の音が、全てをどうでも良くしていく────
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四葉(プロフ) - まこさん» 悶々とするほど焦らしプレイなんですけど( ＊｀艸´)雅紀くんのモノだとわかっていながら手を出そうとする櫻井先生の気持ちが分からなくなってきた最近(笑) (2015年8月29日 23時) (
レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
まこ(プロフ) - ま、ま、丸山くん！いいキャラしてる！笑 目配せしてくる辺り確信犯な先生も私は好きですよ！！！(←外野の野次入ります) この夏の合宿何が起こるかわからな〜ぁいけどミラクルボーイ相葉くんもまだまだわからな〜ぁいって四葉さん焦らさないで！！！ (2015年8月28日 4時) (レス) id: d776a395e1 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 奈々さん» ありがとうございまーっす☆具体的なラストシーンは考えてないんですけど（←ヲイ）ラストのイメージだけはあります(笑)最後までよろしくどうぞー！ (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - haruさん» 丸山……まさかのモーホー……？それは全くもって考えてなかった(笑)まだ出てきてないサトシがオネェだったら……とかはちょっと考えたけど(笑) (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 和紀☆さん» 合宿でナニさせよっかな〜(〃艸〃)←考えてないんか！一つ屋根の下櫻井先生と雅紀くんの火花が散ってもいいんだけど、雅紀くんに隠れて先生とイチャイチャするのもいい(笑) (2015年8月26日 23時) (レス) id: 73b16fcbfe (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉
作成日時：2015年7月22日 20時
