06.フェイス ページ6
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なぎさ「なーに相葉くんばっかり見てんのよ(笑)」
A「……へ？//」
隣に並んで座るなぎさちゃんが、茶化すように私の腕を肘で突く
慌てふためきながら誤魔化すように椅子に姿勢を正して
雅紀くんへ向けていた視線をなぎさちゃんに向けた
なぎさ「校長の話を聞いているよりも、相葉くんを見てる方が俄然楽しもんねー？(笑)」
A「だから、そういうのじゃないんだってばぁ//」
なぎさ「オッサン見てるより、イケメン見てる方がだからいいもんね(笑)」
A「も、ほんっとたまたま見てただけだからっ！//」
焦りながら言い訳してみたって、なぎさちゃんの言うことは図星
まんま言い当てられてるから、余計に恥ずかしさがいっぱいに広がってくる
顔が熱くなるのが自分で分かって
それは春の陽気のせいなんだって必死に自分に言い聞かせてた
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なぎさ「そういえばさ？さっきチラッと見たんだけど、新しい先生が赴任してくるみたいよ？」
A「新しい先生……？」
なぎさ「後ろ姿しか見えなかったんだけど、頭のてっぺんに寝癖とかつけちゃってダサい感丸出し、みたいな(笑)」
A「寝癖……。」
なぎさちゃんの一言で、さっきの雅紀くんとの一連が思い出されて
また、外したはずの視線の先が雅紀くんへと戻っていく
なぎさ「イケメン教師でも赴任してきて、先生との禁断のラブロマンスでも始まったら学校だって何倍も楽しくなるのにね？……つっても、Aには相葉くんがいるからそんなこと考えないか(笑)」
私の視線の行方に気づいていたからなのか
イタズラな顔をしてなぎさちゃんは、んふふって含むように笑った
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こんなことを言ってたって、なぎさちゃんにだってちゃんと彼氏はいる
二つ上の先輩と付き合い始めた頃は、なぎさちゃんが凄く大人に見えて
どこか羨ましいなって思ってたのも本当だった
学生時代の二つの年の差はそれだけでも遠い存在に感じて
むしろ私には、恋をする以前に近寄りがたい存在ではあったのだけれど
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さち(プロフ) - 四葉さん！はじめまして！さちと言います。もーﾄﾞｷﾄﾞｷが止まらないです☆私は四葉さんの表現する情景とかがすごい好きです。自分で想像できますもんね？どんどん読み進めていきたいです！いっぱいﾄﾞｷﾄﾞｷさせて下さい（笑） (2015年9月7日 11時) (
レス) id: c724a1f9a4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - kukuさん» 私も学生に戻りたいー！なんなら人生やり直したいー！そんな諦めの人生送ってますけど、妄想だけは諦めてないZE☆ (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - まみさん» 降臨！降臨っていえば帝王降臨……みたいに感じちゃうんだけど(笑)黄昏る教室ではいつもの教室とはまたちがう雰囲気で……ってことで( ＊｀艸´) (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - YOHさん» ありがとうございまーっす( *｀艸´)なんとなーくな雰囲気を出したいだけのために無駄な背景描写までしちゃうんだけどね！いや、きっと無駄じゃない！って思ってる！！ (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 奈穂さん» 保健室の先生ってEROいイメージしかないんだけどねー、実際保健室に行ってもEROさなんてこれっぽっちもない年配の先生がいたりして|ω・`)穏やかな保健室の空気に惑わされちゃう！ (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉
作成日時：2015年3月28日 17時
