40.スイート・ラブストーリー ページ40
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翔「他の生徒にはナイショな？」
A「……はぃ……。」
翔「そこで本題(笑)俺さぁ、音楽の先生が好きだったんだぁ。」
A「……ぇ？」
翔「ほら、学生時代の話(笑)あの頃の年代って年上への憧れが凄くてさ？オトナに見えて、手の届かない存在で……ましてや男子校に紅一点、みたいな感じだったからさぁ？」
A「先生への、恋……ですか？」
翔「もちろん、気持ちなんか打ち明けることもなく失恋したんだけどね(笑)」
A「失恋……。」
翔「そ。あっけない失恋。結婚したんだよね、同じ学校の先生と。」
A「辛い……ですね？」
翔「まぁ、その時はね。今となってはいい思い出だよ(笑)失恋なんて沢山経験しといた方がいいんだよ。若いうちに(笑)」
A「…………。」
翔「歳くってから失恋した方が、もっと精神的にキツイだろ(笑)」
A「そ……ですね……。」
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私の知らない櫻井先生の学生時代
尖っていた……なんて言っても
きっと、着ているものや見た目が少し違うだけで
今と何ら変わらない学生時代だったんじゃないかって思えていた
こうやって穏やかに笑って
こうやって穏やかに話して
密かな想いを胸に秘めている櫻井先生が、何となくだけど想像できた
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翔「今の話、他のやつらには絶対にナイショな？」
A「……ぇ？」
翔「俺の、淡い恋バナ(笑)恥ずかしいだろ？何で俺、こんなこと話したんだろうな(笑)」
櫻井先生は唇の前で人差し指を立てて
「しー。」っ言いながら唇を尖らせた
目を細めて笑う櫻井先生に、どこか切なくなって
A「……はぃ……。」
小さく、小さく
そう答えることしか出来なかった
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櫻井先生の恋の話に
何故かチクチクと胸が痛んでいた
櫻井先生のことを一つ知って嬉しいはずなのに
何故かチクチクと心が痛んでいた
櫻井先生が私だけにしてくれたナイショの恋の話、ピアスの話
もしかしたら、私だからしてくれた話なのかも知れない
なのに、どうして私は
こんなに気持ちが沈んじゃっているんだろう
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さち(プロフ) - 四葉さん！はじめまして！さちと言います。もーﾄﾞｷﾄﾞｷが止まらないです☆私は四葉さんの表現する情景とかがすごい好きです。自分で想像できますもんね？どんどん読み進めていきたいです！いっぱいﾄﾞｷﾄﾞｷさせて下さい（笑） (2015年9月7日 11時) (
レス) id: c724a1f9a4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - kukuさん» 私も学生に戻りたいー！なんなら人生やり直したいー！そんな諦めの人生送ってますけど、妄想だけは諦めてないZE☆ (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - まみさん» 降臨！降臨っていえば帝王降臨……みたいに感じちゃうんだけど(笑)黄昏る教室ではいつもの教室とはまたちがう雰囲気で……ってことで( ＊｀艸´) (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - YOHさん» ありがとうございまーっす( *｀艸´)なんとなーくな雰囲気を出したいだけのために無駄な背景描写までしちゃうんだけどね！いや、きっと無駄じゃない！って思ってる！！ (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 奈穂さん» 保健室の先生ってEROいイメージしかないんだけどねー、実際保健室に行ってもEROさなんてこれっぽっちもない年配の先生がいたりして|ω・`)穏やかな保健室の空気に惑わされちゃう！ (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉
作成日時：2015年3月28日 17時
