27.小さな幸せ ページ27
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スマホのブック型のカバーに、櫻井先生からもらったストラップを付けた
どこにでもあるような、小さなわんこがお座りしてるだけのものだけど
それでも私には特別なような気がして
スマートホンをいじる度、揺れるストラップに
愛おしさまで感じるようになってた
A「んふ(笑)」
勝手に顔がにやけちゃう
朝のラッシュの電車の中で意味もなくスマホを────というよりも、ストラップを眺めて
どこか幸せな気分に浸っていた
なぎさ「キモチワルイよ？A。ニヤニヤして。」
すぐ正面に立つなぎさちゃんが、私を見て眉を寄せる
なぎさ「なんか、イイコトでもあった？」
なぎさちゃんに私の怪しい行動を見られてたことにドキッとしながら
手にしてたスマホをぎゅっと握り締めてた
A「ぇっと、昨日……ね？このストラップ……。」
そう言いかけて、私は言葉を止めた
何となく、なぎさちゃんに言っちゃいけない気がした
別に悪いことをしてるわけじゃないのに
昨日の櫻井先生とのことを言っちゃいけない気がしてた
櫻井先生に私が一番近い存在なんだって浸った優越感を、なぎさちゃんに見せびらかしてるみたいで
一瞬だけ、気が引けてしまってたんだ
.
なぎさ「ストラップ……？あ、相葉くんとオソロにした？だからそんな嬉しそうなんだ？」
A「ぁ……うん？ちょっと違うけど……。」
なぎさ「じゃあ、もらったんだ？」
A「……うん……そんな、感じ？」
しどろもどろになる私の言葉になぎさちゃんは気づいたのか気づいていないのか分からない
だけど、気づかないで────って、隠してしまいたい気持ちの強さに
不自然すぎるほど慌ててスマホをポケットの中にしまってた
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さち(プロフ) - 四葉さん！はじめまして！さちと言います。もーﾄﾞｷﾄﾞｷが止まらないです☆私は四葉さんの表現する情景とかがすごい好きです。自分で想像できますもんね？どんどん読み進めていきたいです！いっぱいﾄﾞｷﾄﾞｷさせて下さい（笑） (2015年9月7日 11時) (
レス) id: c724a1f9a4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - kukuさん» 私も学生に戻りたいー！なんなら人生やり直したいー！そんな諦めの人生送ってますけど、妄想だけは諦めてないZE☆ (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - まみさん» 降臨！降臨っていえば帝王降臨……みたいに感じちゃうんだけど(笑)黄昏る教室ではいつもの教室とはまたちがう雰囲気で……ってことで( ＊｀艸´) (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - YOHさん» ありがとうございまーっす( *｀艸´)なんとなーくな雰囲気を出したいだけのために無駄な背景描写までしちゃうんだけどね！いや、きっと無駄じゃない！って思ってる！！ (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
四葉(プロフ) - 奈穂さん» 保健室の先生ってEROいイメージしかないんだけどねー、実際保健室に行ってもEROさなんてこれっぽっちもない年配の先生がいたりして|ω・`)穏やかな保健室の空気に惑わされちゃう！ (2015年4月23日 20時) (レス) id: 8fb8ce72d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：四葉
作成日時：2015年3月28日 17時
