北の森その後編[完]かな？笑 ページ26
後ろの言葉は小さかったけど、嫌にはっきりと聞こえた。
「冗談でもそんなこと言うな。
お前が消えたら悲しむ奴がいるんじゃねーの？
それに俺も、レイが消えたら寂しいな。」
そう言ったレイの笑顔は哀しげだけれど、綺麗だった。
『さっき会ったばかりなのにか？』
「何つーか、いんすぴれーしょん？
『なんだよそれ。面白い奴。』
くすくすと笑うレイにほっとする。
居なくなって欲しくなかった。
「確かにさっき会ったばかりだけど、俺は話してた時凄い楽しかった。
それに居心地がいいっつーか、とにかくそんなこと言ったら駄目だ。」
『そうか、ありがとう。』
そう言ったレイの笑顔は哀しげだけれど、綺麗だった。
『さっ、そろそろ時間だな。』
空は段々と明るくなっていた。
「レイ、また会えるか？」
『俺は夜に生きる者。昼に俺は存在しない。
だがお前は夜を生きてはいけない。
だから俺に会っては……。』
「そんなの関係ない！明日の夜も待ってるから。」
レイの言いたいことを察知した俺は遮った。
俺を遠ざけようったってなかなか離れてやらねー。
『はあ。行かないぞ、アホが。』
それでも何故だかレイが来ると、確信めいたものがあった。
だけど、レイはどうやら裏の仕事をやっているみたいだ。
俺の親友がかつて手伝わされていたときのように。
そして俺の親友のように寿命を縮めるタイプのアリスではないのか？
今日会ったばかりなのに、俺を頼ってほしいと願ってしまうのは何故だろうか。
決して届かない、辛い恋は。
この時から始まっていた。
to be continued...
北の森やっと、\( 'ω')/ｴﾝﾀﾞｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｧｲﾔｧｧｧｧｧｧｧｧ、番外編行ってみよ！→←~北の森その後編4~
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リリー - とても、面白いから続きが読みたいです！更新、お願いします！ (2020年7月16日 9時) (
レス) id: 4d917e9e4b (このIDを非表示/違反報告)
リクエストしたい！ - え？何これオモロ。リクエストしにきます！ (2019年10月16日 17時) (レス) id: d7e9dfc461 (このIDを非表示/違反報告)
リリアーネ - 続きお願いします！！！ (2019年6月15日 21時) (レス) id: 9c648712fd (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ - 黒猫さん、ファイト！！他の作品も読みました、最新お願いします！！！ (2019年5月30日 20時) (レス) id: 9c648712fd (このIDを非表示/違反報告)
ラン - 原作も面白いけど、こっちの学ありのミカンかっこいい続き期待してます (2019年4月4日 17時) (レス) id: 9c648712fd (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：緋兎 | 作成日時：2019年4月3日 18時
