6 ページ48
「生まれながら体に刻まれたものだよ。その術式を使う時は呪力を活用しなきゃいけないんだ
あなた方で例えるなら…呪力が魔力、術式がユニーク魔法って感じかなぁ」
エース「ユニーク魔法って…ほぼ才能じゃん！」
グリム「じゃあ、Aは天才なのか！？」
「確かに私達、呪術師の実力は才能がほぼ8割で出来ている。でも、ちゃんと訓練しているんだよ。」
「だが、その呪力の源は負の感情。最初は怒りや恐怖に身を任せている呪術師だっている。
私だって最初は感情任せで祓っていたんだ」
クロウリー「術式っていうのはユニーク魔法と似てるとおっしゃいましたよね？ですと、術式はその人しか使えないって事ですか？」
流石、学長に就任しただけあるな
「その通りですよ。私の術式は『写照操術』という術式。
要は相手の術式をコピーする事が出来るんだ」
エース「それって、チートじゃん！？」
ユウ「スゴイ！」
チートじゃない…私より乙骨先輩の術式の方が凄いさ。
「…但し、私がこの術式を使えるには条件があるし、デメリットだってある。」
デュース「条件は一体何なんだ？」
「条件は只一つ。相手の術式を知っていれば『写照操術』は発動する。
そして、この術式のデメリットは、二つ以上の術式を使うと呪力が激しく消費してしまう
下手すれば、何日も寝たきり状態。
だから私は、体術や呪具…いわゆる呪いが籠った武器を使って必死に鍛えた。
術式を頼らなくても呪いが祓えるようにね」
ま、偶に術式に頼ってしまう所もあるけどね。
この前だってそうだったし…もっと鍛えないといけないな…
クロウリー「成程…。そうだったのですか…」
「他にも話したい事があるが、今日はここまでにしてもいいか？」
クロウリー「ええ。勿論、構いませんよ。
…さ、皆さんさっさと教室に戻りなさい。」
ユウ「学園長。僕が帰るための方法……忘れてませんよね？」
クロウリー「あ、ああ〜〜。ユウくんが元の世界に帰る方法ね。勿論、探してますよ。忘れていませんよ。いやですねぇ…最近ちょっと忙しくて」
「おい、目泳いでいるぞ」
クロウリー「う、嘘じゃありませんよ。今私は10月に行われるマジカルシフト大会の準備で忙しいんです。
この後も寮長を集めた会議もありますし……」
嘘だな。100％嘘だな
グリム「マジカルシフト大会？」
なんだその大会……
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 619人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
夜来香(プロフ) - 成類さん» 返信遅れてすみません！教えてくださってありがとうございます！ (2021年10月12日 12時) (
レス) id: fc48d9f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
成類 - 初コメ失礼します！ケイトの一人称は僕ではなく俺だったと思います。 (2021年10月11日 11時) (レス) @page12 id: 9f128687fb (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！ (2020年10月14日 1時) (レス) id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き楽しみにしてます！ (2020年10月13日 22時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜来香 | 作成日時：2020年10月9日 21時
