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※注意＝ネタバレが有ります。
此処は、リドル・ローズハート自身の空間だ。
リドル・ローズハートは暗く、冷たい、何もない檻の中に小さくうずくまって泣いていた。
リドル「ぐすっ……ひっく……ひっく……ぐすっ」
すると、誰かがリドル・ローズハートがいる檻に近づいて来た。
ザッ…ザッ…ザッ……ピタッ。
？「…ローズハートさん」
リドル「ひぐっ…？…君は……一体誰なんだい…？」
恵「……俺は恵。伏黒恵です」
リドル「メグミ…？」
恵「はい。……貴方の過去、見させて貰いました」
リドル「……っ君もボクの事を悪く言うのかい…？」
恵「そんな事しませんよ…ローズハートさん
…俺の過去を少し…聞いてくれませんか？」
リドルは静かに頷いた。
恵「……俺の母親は俺が物心つく前に亡くなったんです。親父はろくでもない野郎で、ガキの頃に蒸発しました。
俺には腹違いの姉がいますが、今は意識不明の重体です…
俺は…姉を守れなかった自分を悔やんでいた…」
リドル「！？」
恵「俺はあまり、本音が言えない…いや、言えなかった人間だった。
そもそも他人に頼ろうとしなかった」
リドル「……」
リドルは黙って伏黒の話を聞いていた。
恵「そんな俺を…或る友人達が救ってくれたんです。」
”『素直になりなよ。例え、本音が悪口だとしても、恵を見捨てたりはしない』”
”『せめて頼れよ。友達だろ』”
恵「ローズハートさんがその人に悪口を言ったとしても、その人はローズハートさんを嫌う人間だと思いますか？」
リドル「…トレイ達は…そんな人間じゃない…」
恵「そうですよね…それに…
悪い事をしたのでしたら謝ればいいんです。謝ればきっとトレイさんは許してくれますよ」
リドル「…それで…ボクは戻れるの…？」
恵「戻れますよ…それに…」
”トレイ「リドル…！リドル…！」”
リドル「！トレイの声…！」
恵「…貴方は戻りたいですか？それとも、戻りたくないですか？」
リドル「……り…たい…
戻りたい…！！
戻って、トレイに…皆に謝りたい！！」
リドルを閉じ込められた黒い檻は崩れて消えた。
恵「フッ)…その言葉待ってましたよ」
リドル「メグミ…また君に会えるかい？」
恵「勿論、会えますよ……ローズハートさん。
それと……Aに伝言です
”頑張れ”と伝えてください」
リドル「！…嗚呼、勿論だ」
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夜来香(プロフ) - 成類さん» 返信遅れてすみません！教えてくださってありがとうございます！ (2021年10月12日 12時) (
レス) id: fc48d9f1e6 (このIDを非表示/違反報告)
成類 - 初コメ失礼します！ケイトの一人称は僕ではなく俺だったと思います。 (2021年10月11日 11時) (レス) @page12 id: 9f128687fb (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - 蘭さん» ありがとうございます！ (2020年10月14日 1時) (レス) id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
蘭 - 続き楽しみにしてます！ (2020年10月13日 22時) (レス) id: b5eb63bfb4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：夜来香 | 作成日時：2020年10月9日 21時
