呪術界から歪んだ世界へ 2

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クロウリー「おやめなさい！！ローズハートくん！ルールを守る君らしくもない！」


ケイト「トレイ、これヤバいよ。あんなに魔法を連発したら……」

トレイ「くっ…！リドル！もうやめろ！」


エース「そうだ！そうやってすぐ癇癪起こすとこが赤ん坊だっつってんの！」

「エース！それ以上言うな！」




リドル「今すぐ撤回しろ！串刺しにされたいのか！？」


エース「やだね。絶っ対にしねえ」



リドル「うぎいぃぃぃいいい！！！」




ケイト「ガチでヤバいって！お前ら逃げろ！」



グリム「うわわ……庭中のバラの木が全部浮き上がっていくんだゾ……！」

デュース「なんて大がかりな魔法なんだ！まさかアレ全部で突っ込んでくる気か！？」



リドル「薔薇の木よ、あいつ等の身体を、バラバラにしてしまえーー！！」



クロウリー「いけない！避けなさい！」


ユウ「早く逃げて！エース！」


エース「……ッ！！」




リドル「！？これは……」


「トランプ…？」


！まさか……！


デュース「薔薇の木が全部トランプに変わった！これは……」

トレイ「リドル、もうやめろ！」


ケイト「トレイの『薔薇を塗ろう(ドゥードゥル・スート)』！？えっ……どういうこと？」


グリム「魔法封じの首輪が外れたんだゾ！」

ユウ「でも、あれだけで…」


「この前、先輩言ってたでしょ？『少しの間だけならどんな要素も上書きすることができる』って…

だから、“リドル先輩の魔法”を“トレイ先輩の魔法”で上書きしたんだよ」



トレイ「正解だ。A。」

ケイト「うっそ……そんなんあり！？チートじゃん！」





リドル「くっ……首をはねろ！
首をはねろったら！何でトランプしか出てこないんだよぉ！」

トレイ「リドル、もうやめろ。
これ以上はお前が孤立していくだけだ！みんなの顔を見てみろ！」



寮生A「ほ、本気でやる気だったのかよ…」

寮生B「流石にやり過ぎだろ…」

寮生C「バ、バケモノだ………」




リドル「は……？トレイに魔法を上書きされた？僕の魔法よりキミの魔法のほうが優れてるってこと？」


トレイ「そんな事あるわけないだろ！リドル、一旦落ち着いて話を聞け」



リドル「君も僕が間違ってるって言いたいの？


ずっと厳しいルールを守って頑張ってきたのに！


いっぱいいっぱい我慢したのに！


　
僕は……僕は……信じないぞ！！！！！」

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