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【オンボロ寮ー庭】


ユウ「Aちゃんも起きていたんだ」

「ユウもな」


二人はある同じ方向に向かった


マレウス「……」

「こんばんは」
ユウ「ツノ太郎。久しぶり」


マレウス「おや。久しぶりだな、ヒトの子達よ。変わりはないか?」

「相変わらずだよ」

マレウス「それはそれは……。楽しそうでなによりだ」


すると、マレウスはふと何かを思い出したのか呟く。


マレウス「!そういえばリリアにカードを預けたんだった。……返事はこなかったが、
ああ。お前達は僕のことをよく知らない世間知らずなんだったな。フフフ」

とむすっとした表情を浮かべたが再び笑う


「そう言えば、ホリデーカード貰ったな」
ユウ「あ…」


ユウ「……じゃあ、ホリデーカードのお返しとして」
「良かったら見に来てくれ」


とマレウスに『VDC』の入場チケットを手渡した。



マレウス「……これは……今度の文化祭で行われるステージのチケット?
まさか、この僕を招待しようというのか?」

驚きの表情を浮かべた後嬉しそうな顔をした。


マレウス「フ、フフフッ……ハハハッ!お前達は本当に恐れを知らないとみえる

いいだろう。この招待、謹んで受け取ろう。二人も舞台に上がるのか?」


「嗚呼。最後になるが」
ユウ「先生達と一緒に出るんだけど、良かったら見に来てよ」

マレウス「文化祭当日、楽しみにしている。……おやすみ。ユウ、A」



一言残すと、マレウスは魔法で姿を消した。



「喜んでたな」
ユウ「そう言えば、まだ名前聞き忘れた」


「……それマジで言ってる?」
ユウ「え!?名前言ってた?」

「……知らないならいいや」


ユウ「教えてよー!」
「教えな〜い(面白いから黙っておこう〜)」



こうして夜は更けていく




――――――


【ユウside】


夢の続きを見た。


煉瓦造りの薄暗い中にいる。しかもかび臭い匂いが充満している部屋だ。

そこには黒いローブを着た老婆がいた



<魔女>リンゴを液にたっぷり浸し、食べれば誰でもこのような姿に



液体に浸したリンゴは一瞬髑髏の顔が浮かび上がったが、真っ赤なリンゴに戻る



<魔女>あの白雪姫が思わず食べたくなるように

食べるかい?ハッハハハッハ


隣にいた烏に面白半分でリンゴを向けた


<魔女>どうしたら生き返るのかも……調べておかなければ

恋人のキスかい バカな!


心配いらない あの子が死んだと思い、生きたまま埋めるじゃろう


生き埋めじゃあぁぁぁ 八ッハハハ

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やヨリンFEVER(プロフ) - すっごく面白くて、イッキ読みしました!更新再開を心からお待ちしております(`・ω・´)ゞビシッ (5月4日 23時) (レス) @page50 id: dc6c137d93 (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - sayyさん» ご指摘ありがとうございます。私の勉強不足でした。コメントありがとうございます。 (2022年12月21日 23時) (レス) @page35 id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
sayy(プロフ) - えっと、いきなりスミマセン。少し気になったので訂正だけ…サックスは金管楽器ではなく木管楽器になります。いきなりスミマセン。物語自体はとても好きです。体調に気をつけて頑張って下さい。 (2022年12月10日 0時) (レス) @page35 id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - 凛華さん» 返信遅くなってすみません。お待たせしました。更新再会します!! (2022年10月15日 22時) (レス) @page22 id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
凛華 - 続きが気になります!五章まででいいので書いてください! (2022年8月30日 17時) (レス) id: e27c5b8e73 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜来香 | 作成日時:2022年2月21日 3時

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