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【ポムフィオーレ寮】(※ほぼ会話文)
デュース「はぁ〜〜〜〜〜〜……やっちまった。
完全に八つ当たりだ。優等生のやることじゃない。
だっせぇな 俺……」
グリム「優しいマネージャー様が、ドリンクを持ってきてやったんだゾ」
「あれ?デュース?」
ユウ「グリムも。どうしたのこんな所で?」
デュース「A、ユウ」
グリム「もう練習終わったのか?」
ユウ「うん。終わったよ」
グリム「まったくなんだゾ。オマエらが大会で優勝してくれねぇとツナ缶の夢がパァだ。
だからエペルもオメーも、早いとこ立ち直って練習に戻るんだゾ」
するとデュースは小さく笑った
デュース「はは、ほんとグリムはブレないな。……羨ましい位だ」
グリム「つーかよぉ、デュース。何でヴィルとエペルのイザコザに首つっこんだんだ?
メンドクセーことになるのオレ様にだって分かるんだゾ。」
「……どういうこと?」
ユウ「一体何があったのか詳しくお願い」
デュース「実は―――――」
*
「そんな事があったのか……」
デュース「バカな事したって、僕も思う。
でも、出会った時から、ずっとエペルの事が引っかかってて。
……たぶん、僕とあいつは似てるんだ」
ユウ「……似ている?」
グリム「顔も性格も全然違うんだゾ」
デュース「うまく言えないんだが、『変わりたいけど、変われない』っていうか……
でも、自分を変える方法が分からなくてジタバタしてるっていうか。 あー、くそ」
デュース「エースの言うとおりだ。僕はバカで容量が悪いから上手く伝えられない。
悔しいな………」
ルーク「その悔しさは、青春の甘い痛みさ! ムシュー・スペード!」
カリム「どうしたどうした!?元気出せよ!」
いきなりの二人の登場に四人はビックリした。
デュース「ハント先輩、アジーム先輩。どうしてここに!?」
カリム「そろそろダンスレッスンを再開するから様子を見に来たんだ」
ルーク「ボールルームには戻れそうかい?」
デュース「……僕、戻ってもいいんでしょうか?」
デュースの顔には不安が募っている。
だが、カリムはあっけらかんとした感じで…
カリム「え? あたりまえだろ」
デュース「シーェンハイト先輩にも言われたけど、足を引っ張ってる自覚はあるんです。
メンバーに選ばれたからには頑張ろうと思ってる。でも、このままじゃ……」
ルーク「うぬぼれてはいけない、ムシュー・スペード」
ルークは真剣な面持ちだった。
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やヨリンFEVER(プロフ) - すっごく面白くて、イッキ読みしました!更新再開を心からお待ちしております(`・ω・´)ゞビシッ (5月4日 23時) (レス) @page50 id: dc6c137d93 (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - sayyさん» ご指摘ありがとうございます。私の勉強不足でした。コメントありがとうございます。 (2022年12月21日 23時) (レス) @page35 id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
sayy(プロフ) - えっと、いきなりスミマセン。少し気になったので訂正だけ…サックスは金管楽器ではなく木管楽器になります。いきなりスミマセン。物語自体はとても好きです。体調に気をつけて頑張って下さい。 (2022年12月10日 0時) (レス) @page35 id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - 凛華さん» 返信遅くなってすみません。お待たせしました。更新再会します!! (2022年10月15日 22時) (レス) @page22 id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
凛華 - 続きが気になります!五章まででいいので書いてください! (2022年8月30日 17時) (レス) id: e27c5b8e73 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜来香 | 作成日時:2022年2月21日 3時