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二人が言い訳を言っていると、ヴィルがぽつりと言った。


ヴィル「――――そろそろ時間ね。」

エース「はあ?時間って…………うっ!?」
グリム「…………ふがっ!?」
デュース「…………ぐっ!?」


三人は突然苦しみだし床に倒れた。


ユウ「(きゅ、急にみんなが倒れた!?)」



エース「か、体が、しびれ…………っ」
グリム「うぐぐ、立ち上がれねぇんだゾ……………。」
デュース「これは一体……っ?」


エース「ま、まさか、戸棚や冷蔵庫の食べ物に毒を…………!?」
ヴィル「ふっ………毒じゃないわ。それは


“呪い”。」


ユウ「呪い!? 呪いを食べ物に……?」
「……見た限り、術式じゃなくて魔法の部類だろう」


エース「は、の、呪い……!?」
デュース「せ、先輩も……っ じゅ、呪術、師……!?」




ヴィル「これはアタシのユニーク魔法。


美しき華の毒(フェアレスト・ワン・オブ・オール)


この魔法は手で触れたものに“呪い”を付与することが出来るの。」



「……敵にいたら、厄介なタイプだな」
ユウ「え?」

「あの呪いが術式だったら、自分にいい方向に向けられるし」
ユウ「…確かに厄介だ」



ヴィル「この強烈な呪いは、条件を満たすまでアタシにも解けない。
菓子にかけた呪いはこうよ………


『これを口にした愚か者は、翌日陽が昇るまで動けなくなるだろう』」


デュース「そ、そんな事が可能なのか……っ!?」
エース「い、いや、あの二人にも似たような術式あるし………っ!?」




ヴィル「『VDC』本番まで、砂糖や添加物たっぷりの食品は控えるようにと言ったわよね?
代表メンバーに選ばれた自覚がなさすぎる!

罰として、その硬い床に朝まで転がっていなさい」


デュース「ぼ、僕は無理矢理口にいれられただけで…っ!」
ヴィル「言い訳無用!連帯責任よ!」


床で転がっている三人は二人に助けを請う


グリム「ふな〜〜〜っ!A〜、ユウ〜 オレ様を置いて行くんじゃねーんだゾ〜…」
エース「なぁ、頼むよこの呪いどうにか出来ねぇのかよ!?」

「無理だよ。解呪するには朝日が昇るまで我慢するしかないね」

デュース「呪いを解く術式はないのか…?」

「無いね」
ユウ「僕らが出来ることは、ソファにあるクッションを頭の下にのせる事しか……」と三人の頭の下にクッションを置く。


ヴィル「だまらっしゃい!………何故、美しい振る舞いが出来ないのかしら。

アタシには、ちっとも理解できない」

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やヨリンFEVER(プロフ) - すっごく面白くて、イッキ読みしました!更新再開を心からお待ちしております(`・ω・´)ゞビシッ (5月4日 23時) (レス) @page50 id: dc6c137d93 (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - sayyさん» ご指摘ありがとうございます。私の勉強不足でした。コメントありがとうございます。 (2022年12月21日 23時) (レス) @page35 id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
sayy(プロフ) - えっと、いきなりスミマセン。少し気になったので訂正だけ…サックスは金管楽器ではなく木管楽器になります。いきなりスミマセン。物語自体はとても好きです。体調に気をつけて頑張って下さい。 (2022年12月10日 0時) (レス) @page35 id: 694cb4f9d7 (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - 凛華さん» 返信遅くなってすみません。お待たせしました。更新再会します!! (2022年10月15日 22時) (レス) @page22 id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
凛華 - 続きが気になります!五章まででいいので書いてください! (2022年8月30日 17時) (レス) id: e27c5b8e73 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:夜来香 | 作成日時:2022年2月21日 3時

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