呪術界から歪んだ世界へ 6

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怒られている二人の鞄の中身を覗いてみると、日常生活品の他に、大量のお菓子とジュースが入ってあった。

……漫画とかゲームが入ってないだけで良しとしよう。(ホントは駄目だけど)



デュース「夜にお腹がすくので…」
エース「折角の合宿だし、Aたちと食おうかなって…」

「やだよ。食べると胃もたれするし」
ユウ「ハイカロリーな食べ物ばっかじゃん……夜食べると虫歯になりそう」

エース「えー！？折角持って来たのにー！？」
ユウ「エース達、この合宿やる意味わかってる？」


ユウに同じく。

ここ最近私達は(ポテトチップスなどのジャンクフード)お菓子食べてないからか、見てるだけで胃もたれする……
この世界の料理の味付けが濃いから余計にだ。




すると隣ではカリム先輩が怒られていた


ヴィル「カリム。アンタの荷物も、大半が食べ物の入ったタッパーじゃない！」

カリム「おう！ジャミルに作ってもらった揚げ饅頭とクナーファっていう小麦粉の菓子だ。
ナッツやチーズ、クリーム何かを乗せると旨いから、お前等にも食ってもらおうと思ってさ！」




ヴィル「それに対して、ジャミルは食べ物を持ち込んでないようだけど、なに？
この大きな布の包みは」

ジャミル「有事の際にすぐ解毒薬を調合できるように、魔法薬と薬草のセットです。
魔法薬学に長けたヴィル先輩がいらっしゃるので、必要ないかと思ったんですが。

念のために」

ヴィル「なんか物騒ね……」
「まぁ、ジャミル先輩の場合は仕方がないんじゃないですか？」
ヴィル「そうね……」



銀の食器も入ってる…先輩曰く『念の為』なのだろう……


ジャミル「そうだ。Aの言う通り、念の為だ」
「聞こえてましたか？」

ジャミル「嗚呼。聞こえてた。悪いがカリムの食事の際にはこれでよそってくれるか？」
「わかりました」
ジャミル「ありがとう」


次はポムフィオーレか…


ヴィル「エペル。まさかお菓子なんて持ってきてないわよね？」
エペル「えっと…は、はい。でも…自分で作ったリンゴのドライチップをちょっと…」
ヴィル「ナッツやドライフルーツは食べ過ぎない限りはokよ」


ヴィル「最後にルーク。アンタのことは信頼しているわ。でも

荷物が分厚いアルバムだけって…一体なんなの？」


ルーク先輩は笑い、説明する。

ルーク「はは。それはただのライフワークの記録さ。 肌身放さず持っておきたくてね
開かれると恥ずかしいのだけど…」


一体何が書かれてあるんだ……

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