呪術界から歪んだ世界へ 5

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ユウ「(アレ？その台詞……どのアニメだっけ？？)」




アズール「そうと決まれば早速、寮に戻りましょう。

早くジャミルさんを正気に戻さなければ、彼の魔力が尽きてしまう……」



フロイド「どうやって戻るの？早歩き？」

グリム「そんなのんびりしてたらオレ様の鼻が凍っちまうんだゾ！！」

ジェイド「川でもあれば泳いで戻れたのですが……周辺の川はどこも干上がっているようですね」





カリム「川？水が欲しいのか？」

アズール「ええ。フロイドとジェイドが本来の姿に戻れば箒以上に速度が出るはずです。
しかし、乾いた川を元に戻すなんて僕らには不可能……


カリム「オレ、できるぞ」



オクタ+A「「「ええええええ！！？？」」」


ユウ「あ！……先輩のユニーク魔法」
グリム「そうだったんだゾ！！」


カリム「そう！ 俺のユニーク魔法は『枯れない恵み(オアシス・メイカー)』なら、少しの魔力で水を作り出せるんだ！川が作れば、寮に戻れるんだな？」

アズール「な、なんですかそのユニーク魔法！？すごすぎませんか！？」




スゲぇな。そのユニーク魔法は……水道代とかタダじゃん！！



カリム「あっはっは！普段は水道があるから全然役に立たない魔法なんだけどな」


アズール「笑い事じゃありませんよ！！まだ治水環境が整っていない国などでは英雄モノの魔法じゃありませんか！

そんなの、そんなの……





商売になりすぎる！！！！」




ユウ「凄い、商売魂だね……」
「己の欲望に忠実な人ですね……」




ジェイド「ゴホンッ)……んで、カリムさん。お願いできますか」
カリム「川を作ればいいんだな。わかった、任せておけ！！」




魔法を使うと、水が出現しみるみるうちに嵩が増えていく。

すると大きな川が生まれる。



グリム「すげえ……みるみる川が水で満たされていくんだゾ！」


すると、双子らが人魚になり、川の中に入っていく。




ジェイド「では、アズールとグリムくんとAさんは僕の背中に掴まって下さい。」
フロイド「小エビちゃんとラッコちゃんはオレの背中ね〜」




グリム「あれ？でもアズールは人魚なんだろ？自分で速く泳げるんじゃねーのか？」

ジェイド「アズールは人魚になっても泳ぐのが速くありませんから」

アズール「それは尾びれ形状差のせいです。出発しますよ！」

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