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アズール「フン。放っておいてください。じゃあ僕は写真をこっそり元に戻してきますから……
みなさんはどうぞ館内をご覧になってください」
フロイド「あっちに人魚姫の銀の髪すきとか展示してあるよ」
エース「さっきパンフで写真みたけど、アレどう見ても櫛じゃなくてフォークじゃね?」
ジェイド「ふふふ…陸の人間にはそう見えるかもしれませんね」
フォークだな。絶対
どう見てもアリエルが使っていたモノだろう。海の王もトリトンだし…という事は一体、何百年も昔の話なのだろう…
グリム「ユウ、A!オレ様、あっちに行ってくるんだゾ!!」
ユウ「気を付けてよね!?」
「よそ様に迷惑かけんじゃないぞー」
皆は其々、周りたい所に行ったが私とユウは此処に残った。
アズール「……あなた方は行かないんですか?」
ユウ「見張りです。本当に写真を返すかどうかの」
「うちはただ、のんびり行こうかと……な」
アズール「疑り深いですね。ちゃんと戻しますよ」
*
三人で写真を戻すついでに一緒に見て回ろうとなった。
アズール「……昔の写真を消去すれば、僕がグズでノロマなタコ野郎と馬鹿にされていた過去も消えるような気がしていたんです
海の魔女は、悪行を働いていた過去を隠すことはせずに、その評判を覆す働きをして人々に認められた。
僕は、彼女のようになりたいと言いながら……結局、過去の自分を認められず、否定し続けていただけだった」
A/ユウ「「……」」
ユウ「他人から能力を奪わなくても先輩は凄いですよ」
「それに、貴方は魔法より凄い力を手に入れている」
アズール「え……?」
ユウ「だって、あの保身馬鹿……じゃなかった。あの学園長を困らせるなんて凄い事ですよ」
「気付いてないかもしれないが、努力は才能の部類には入らない。
根気がないとやれない代物だ。それをアンタは一人で成し遂げた」
段々、ユウもワルになって来たな〜…ww面白れ〜ww
アズール「努力……僕が?
……ふっ。勝手に美談にするのはやめていただけますか?僕はただ、僕をバカにした奴らを見返してやりたかっただけですから」
「傍から見れば、その感情でみちがえる程成長できる奴は中々いませんから」
グリム「ユウ〜、A〜!向こうにデケェ恐竜の骨みたいなのが置いてあったんだゾ!」
ユウ「へぇ〜、恐竜……」
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夜来香(プロフ) - ユリカーンさん» 返信遅くなりました。教えてくれてありがとうございます 訂正しておきました。 (2022年3月23日 16時) (レス) id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
ユリカーン(プロフ) - ジャミルさんの名前間違ってません?ジャミル・バイパーがジャミル・ハイパーになってます (2022年3月15日 23時) (レス) @page46 id: a9b4c551ca (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - 蔵元絵美さん» 返信返せなくてすみませんでした。この作品を最高と言ってくれて感激です!これからもよろしくお願いします!! (2021年11月29日 0時) (レス) id: 00e954a6c0 (このIDを非表示/違反報告)
蔵元絵美(プロフ) - 初コメ失礼します!何方も好きな作品だったので最高でした!更新待ってます! (2021年10月28日 18時) (レス) @page17 id: 27040a03d7 (このIDを非表示/違反報告)
夜来香(プロフ) - よしかさん» ありがとうございます!これからも応援宜しくお願いします (2021年10月10日 19時) (レス) id: b2ecaa304c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:夜来香 | 作成日時:2021年10月4日 20時