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【東雲side】
悠仁「この辺、ごちゃごちゃして迷いそうだな〜」
恵「新宿よりはマシだろ」
悠仁「お前はそうゆう東京感覚さらっと押し付けんなって。自販機が軒並み電子マネー使えるとか店先にペッパー君が立ってるとか、そういうレベルの街って東京だけよ？」
「ペッパー君はそんな頻繁に立ってないけど…あったとしても携帯会社ぐらい」
悠仁「仙台だと”人工温泉とぽす”くらいでしか見ねぇもん」
恵「地元ローカルの店名当然のように出すな」
「それ何処にあるの」
悠仁「スーパー銭湯だけど」
「スーパー銭湯にペッパー君がいる方が凄いと思う」
恵「右に同じく」
悠仁「ま、ま、ま、Aも伏黒も地理詳しいし、心強いのは確かじゃん」
「悠仁、未だに地下鉄苦手だもんね」
この前、仕事で地下鉄に乗る時、悠仁と野薔薇が迷ってしまって、恵と一緒に二人を探し回った時があったがつい最近の記憶である。
恵「山手線範囲内で迷う奴あるか」
悠仁「あーまた出たよ、都民間撹。ナチュナルに。もっとAみたいに優しくならねぇの？」
恵「知るか。実際そこまで迷わねぇだろオマエ、連日あちこち行ってんだ。」
悠仁「あ、A、伏黒。ケバブ食おうぜケバブ。」
A/恵「「会話しよう。悠仁/会話しろ」」
……悠仁と一緒にいると、悟さんとノリが似ているなぁと思っていた事が、改めて強く実感した。
悠仁との会話はたまにキャッチボールを通り越してドッジボールになるぐらいで、悟さんよりかはマシだと思う。
悟さんと会話していると、打ちっ放しのゴルフかバッティングセンターでプロ並みのホームランをかっ飛ばしているレベルになる……
たまに、二人とは会話のキャッチボールが成立してる時もあるけどね。
……そう思いながら、悠仁の会話に相槌を打ちながら話を聞いていた。
私の左隣を歩いいている恵は、一見 会話を静かに聞いているように見えるが、そうではない。
右耳から入れて左耳に流すモードに入っていた。
悠仁はそれに気づかず、喋り続けている。
続く (更新停止中)
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作者名：夜来香 | 作成日時：2020年7月19日 17時
