合わせ鏡の合成獣 4（イナズマイレブンオリオンの刻印） (ページ2)

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それを聞いたフロイは真人に駆け寄る。

フ「何をするんだっ！そんなことしたらAが死んじゃうよ！」

父？「大丈夫です。あの方にアイツは拳銃で死なないと言われています。」

二人がそんな話をしていると、遠くで…バンッ！…と音が長い廊下に響いた。その音を聞いたフロイは顔を青ざめる。

＿…まさかっ。

そう思いフロイはAの元へと走った。恋愛感情じゃないとはいえ、大好きな姉が…殺されてしまうのは嫌だった。

フ「…姉さんっ！！」

必死で走って、ようやくスタジアムの外へと出る。そこには…。

…床に広がる真っ赤な液体。その上に倒れている翼の生えた少女が横たわっている。フロイは更に顔を青ざめる。

フ「姉さんっ！！！」

黒「フロイ様っ、近づいてはなりませんっ！！」

フ「うるさいっ！」

フロイが近づくとAがピクリと動いた。黒服は拳銃を向ける。Aはゆっくりと起き上がる。

『…フロイ…っ。…さょ…ならっづ。』

その言葉を最後に、Aは最後の力を振り絞るように飛び立った。黒服たちは反応しきれず、高速で飛び去るAを追いかけた。

黒「くそっ！追えっ！！」

フ「姉さん…。」

＿…お願いだから、逃げ切って。

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イナズマジャパンの宿舎では、スタジアムの中を氷浦とゴーレムが掃除していた。二人は話をしながら手を動かし続ける。

氷「…にしても、Aが居なくなって、もう一週間だよ。」

岩「早く帰ってきて欲しいでゴス。」

二人はハァ…とため息をついた。

その時。

…ドカン！＿＿＿…。

氷「何だっ！？」

岩「何でゴス！？」

スタジアムの中心に何かが落ちる。土煙に覆われていて、何が落ちてきたのかはわからない。二人は興味本位で近づいてみる。

岩「UFOでゴスか！？」

氷「いやいや、そんな訳ないだろ。」

しばらくすると土煙が晴れて、落ちてきた物体が姿を表した。そこには…翼の生えた少女が居た。二人はその少女に見覚えがあった。…だって、先程まで話の話題だったのだから。

氷、岩「「…Aっ！！？」」