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___恋をした相手が、アイドルだったら。


沢山のファンを魅了する、雲の上の存在のような人を好きになってしまったら。


諦める?

好きだという気持ちを無かったことにする?


そんなことを考えていた少し前の私に言いたい。無理にかき消そうとしても、好きの気持ちは増すばかりだよって。苦しいんだよって。



「___2人きりにして大丈夫やったかな、って思っとったけど。全然大丈夫やん」

『あ、あはは』

「もうAさんは俺の彼女だからね、廉!」

「わざわざ言わんでも紫耀のデレ顔見とけば分かるわ!」



様子を見に仕事終わりに平野さん宅を訪れた永瀬くんに、何故か秒で「2人ともくっついたん?」と確信をつかれてしまった。



「はぁ〜、明日も仕事やしお邪魔虫の俺は帰りまーす」

「また明日撮影で〜」


(一応)病人の平野さんはリビングに待機させて、靴を履く永瀬くんを玄関に立って見送る準備をする。


「あ、まだ言ってなかったな。おめでとう、良かったやん」

『あ、りがとう』


まだ現実味が無くて、夢の世界に居るようだけど。

口角を上げながら意地悪そうに笑う永瀬くん。


「紫耀のこと宜しくな」

『…うん。私の方こそ、これから宜しくお願いします』


宜しくされました、なんて笑いながら永瀬くんは帰って行った。

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設定タグ:King&Prince , 平野紫耀   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:みさ | 作成日時:2019年9月1日 3時

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