78 ページ28
『ま、待って待って!なんでっ』
「1人でも大丈夫やな?って聞いたんやけど、出来れば誰か側に居ってあげて欲しいんよ」
時間があまり無いのかさっきからチラチラと形態を確認する永瀬くん。引き止めてるから本当に申し訳ないとは思うけど、けど!
「__それに、最近忙しかったから紫耀に会えてへんやろ?」
『っ』
「体調悪いオプション付いてるのはアレやけど」
口籠る私をフッと小さく笑った永瀬くんは、ポンポンと私の頭を撫でた。
「Aちゃんやから頼みたいねん、紫耀のこと。よろしくな」
また仕事終わったら見に来るから、とだけ言い早足でその場を去っていった永瀬くんの背中を呆然と見送った。
『…行くしか、ないじゃん』
永瀬くんのことだから絶対部屋は鍵閉めてないし、平野さんが今どんな状態なのかも分かんないし、って。
久しぶりに、会える。
それだけが頭の中を占めていて。マスクを慌ててはめたり、常備していたスポーツドリンクや果物を袋に入れるとバタバタと自分の部屋を後にした。
▼
明日出来れば更新します、頑張ります。
今年も残り2日、早いですね。。
2467人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「平野紫耀」関連の作品
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:みさ | 作成日時:2019年9月1日 3時