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ポカンと口を開ける神宮寺さん、目をこれでもかと見開く永瀬さん。
私はというと、意識がどこかへと飛んだみたいに何も考えられないし顔がとてつもなく熱い。
「__しょ、紫耀。一旦落ち着こう、Aちゃんの顔がヤバイから」
「__アホかお前!そういうのは2人の時に言うべきやろ!」
ハッと意識を取り戻した時には、平野さんはお2人に責められていた。
「__だって本当のことだし。怖い目にあったばっかだから尚更一緒に居てあげたい」
私だけを真っ直ぐと見据え、堂々と言葉を発する彼の顔は至って真剣で。
ずるい、なあ。
ずるいよ、平野さん。
さっきまであんなに怖かったのに、もう今の私は平野さんのことしか考えられなくなってる。
「Aさんは嫌だ?俺と一緒に居るの」
その言葉に対する私の答えなんて、きっと分かってるはずなのに。あくまで選択権は私にあるような言い方は本当にズルい。
『_…嫌なわけ、ないじゃないですか』
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作者名:みさ | 作成日時:2019年9月1日 3時