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鞄を胸元に抱えたまま、目の前に立つ男性を見上げた。


「怪我とかしてないですか?」

『…へ、』

「え?」

『あ、怪我!怪我は全くしてません!はい!』

「廉、自己紹介しときなよ」

「あーせやな。えっと、初めまして、永瀬廉と言います」


ペコッと頭を下げる男性…、永瀬さん。


『永瀬さん、先程はありがとうございました…!』


私って初対面の人にめちゃくちゃ迷惑かけてない?
神宮寺さんの時は熱で、永瀬さんの時は完璧なる私情で…


もうどうしよう、平野さんの顔に泥塗りまくってないかな…大丈夫かな…



「___ほーら、Aさん自分の世界に入らない。廉もそんな見つめない!」


私と永瀬さんの間に入ってきた平野さん


そんな光景を見て、神宮寺さんはニヤニヤしながら永瀬さんの方に手を置いていた、


「な?これが紫耀なんだぜ?」

「いや〜、生で見たらほんまおもろいな」



私には理解出来ない会話をしながら。



「__Aさん、この後のことだけど」


平野さんの言葉に、私の意識は再び彼へと引き戻された。


この後?

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設定タグ:King&Prince , 平野紫耀   
作品ジャンル:恋愛
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作者名:みさ | 作成日時:2019年9月1日 3時

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