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「す、すみません。安心したのか、何かホッとしちゃって、」
「むお!」
「ふっ、ふふっ」
平野さんは、ズルい。
悩ませたり、心配させたり、笑顔にさせたり。
感情に休む暇がないくらい私は平野さんで回ってる。いや、嘘。ちょっと大袈裟に言ってしまった。
でも、何らかの影響を与えてくれてるのは紛れもない事実。
「…あのっ、図々しいかもしれないけど。もっと平野さんのこと知りたいし、仲良くなりたいです」
「これからも宜しくお願いしますね、お隣さん」
と、言葉を続けて摘んでた頬から手を離した。
「すみません、痛くなかった…で、す…」
____言葉を言い終えれなかったのは、私の宙に浮いたままの両手を包み込む平野さんの大きな手に驚いたから。
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作者名:みさ | 作成日時:2019年8月8日 3時